柴田恭兵が「あぶない刑事」とは別系統の演技を見せた、TBS新春大型時代劇スペシャル「太閤記」

TBS大型時代劇スペシャルの第1作として、1987年1月1日に放送されたのが、大型時代劇「太閤記」だ。「太閤様」こと主人公の豊臣秀吉を柴田恭兵が演じ、秀吉を中心とした戦国絵巻を明るいサクセスストーリーとして描き、躍動感にあふれる大作ドラマに仕上がっている。新春スペシャルならではの豪華キャストも話題となったが、本作は秀吉に加えて織田信長(松方弘樹)と明智光秀(千葉真一)の3名に焦点を絞り、各人の生き様を克明に描いた点も特徴だろう。

織田信長(松方弘樹) に仕える豊臣秀吉(柴田恭兵)
織田信長(松方弘樹) に仕える豊臣秀吉(柴田恭兵)

(C)東映

ストーリーとしては、美濃と尾張の国境で激戦が展開するなか、敵の武将から奪った兜を手にした雑兵・木下藤吉郎(柴田恭兵)の姿から幕を開ける。その兜を鉄砲で打ち抜かれるが、それは明智光秀(千葉真一)の仕業だった。怒って光秀に斬りかかる藤吉郎だが、気迫に圧倒されてしまう。そんな折に謎の女・夢御前(松坂慶子)が現れ、「藤吉郎の運命は女性によって開かれる」というお告げを下す。お告げに従って評判の美女を捜し求める藤吉郎。織田信長の妹・お市(安田成美)に一目惚れするが、お供のねね(名取裕子)らに追い払われてしまう。

しかし信長に気に入られ、織田家へ仕官した藤吉郎は、浅野家預かりとなる。この浅野家の娘こそがねねだった。やがて藤吉郎はねねを妻に迎える。その後、浅井長政との戦いでお市と三人の娘を助け出した藤吉郎は、功績を認められて長浜に城を築く。名も羽柴秀吉と改めて城主となった。やがて本能寺の変が起こり、秀吉の命運が激変することとなるのだが...。

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放送情報

TBS新春大型時代劇スペシャル「太閤記」
放送日時:10月27日(金)18:00~
放送チャンネル:TBSチャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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