遠藤憲一、映画「スオミの話をしよう」​​共演の長澤まさみ​​とは「最初はうまく会話できず...」

三谷幸喜が脚本・監督、長澤まさみが主演を務める映画「スオミの話をしよう」が9月13日(金)​​​​に公開される。

ある日、寒川しずお(坂東彌十郎)の妻・スオミ(長澤まさみ)が消えた。やがて寒川の屋敷に使用人・魚山大吉(遠藤憲一)​​、YouTuber・十勝左衛門(松坂桃李)、​​刑事・宇賀神守(小林隆)​​、警察官・草野圭吾(西島秀俊)の元夫が集結し、誰がスオミを愛し、スオミに愛されていたのか?熱く語り始める。しかし、5人の思い出にいる彼女はまったくの別人だった―。スオミは一体どこへ?そして何者なのか?三谷ワールド​​​​の幕が上がる!

今回、スオミの最初の夫・魚山を演じる遠藤にインタビューを実施。三谷監督と作り上げた本作について、長澤の印象、さらには俳優活動を続けるなかでの想いを聞いた。

――これまで映画「ギャラクシー街道」(監督・脚本/2015年)、大河ドラマ「真田丸」(脚本/2016年)、NHK「風雲児たち~蘭学革命篇」(脚本/2018年)、フジテレビドラマ「黒井戸殺し」(脚本/2018年)と、三谷作品に出演されてきた遠藤さん。監督としての三谷さんの印象やエピソードを教えてください。

「脚本の完成度が高くて、読んだときからゲラゲラ笑っちゃいました。『どういう発想からこんなものが作れるんだろう?』と思っていたら、撮影前にやった稽古(リハーサル)​​でどんどん変えて壊していったんですよ。みんなそうだったと思うんですけど、その指示についていくのでいっぱいいっぱいでしたね。『彼女を待っているような目で!』とか、シーンとは関係ないことを言われるので、周りのみんなは笑うんだけど、指示を受けた当の本人はパニック。必死でついていきました」

――台本が変わるということは、その稽古は大切な時間だったんですね。

「今回すごく大事にしていましたね。『映像と演劇を混ぜたらどうなるのか』ということをやってみたかったらしくて、前回出させてもらった『ギャラクシー街道』とはまた違った雰囲気でした」

フライヤーを掲げる遠藤憲一
フライヤーを掲げる遠藤憲一

――撮影中、三谷監督とはどんなお話をされたんですか?

「1回目の稽古のとき、三谷さんから夫役の5人に『自分が一番スオミを愛している。そういう思いでやってください』と指示があったんですけど、そこで力が入りすぎちゃって、3回ほどの稽古で声がガラガラになったんですよ。そしたら『魚山の役を書いているとき、高倉健さんをイメージしていたから、声が枯れるような芝居じゃないんだよね』と言われて...。つぎの撮影で健さんをイメージして演じたら『もう健さんのことは忘れて』って(笑)。さぐりさぐりで大変でしたね」

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映画情報

映画「スオミの話をしよう」
2024年9月13日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:三谷幸喜
出演:長澤まさみ、遠藤憲一、松坂桃李、小林隆、西島秀俊、坂東彌十郎ほか

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