遠藤憲一、映画「スオミの話をしよう」​​共演の長澤まさみ​​とは「最初はうまく会話できず...」

遠藤憲一
遠藤憲一

――魚山というキャラクターにどんな印象を持ちましたか?

「食べることや付き合い方にもこだわりがあって、とにかく思い込みの強い男。まっすぐ過ぎちゃうところがおかしなキャラクターだなと思いました。脚本を読んだときは笑ったんですけど、実際に撮影に入ると、どれが正解なのか分からず『これで大丈夫なのかな?』と思いながら進んでいましたね。あれが正解かどうかは、お客さんや監督に委ねるしかないなと思っています」

――そんな魚山に共感できるポイントはありましたか?

「いろいろとこだわりが強いところや愛し方ですね。本人的には悪意がないんだろうけど、(魚山のように)相手に対して『ウザい』と思われるほど愛を持って接する人はいるだろうなと思います。自分にもそういうところが多少あるのかもしれない、と思いましたね」

――物事にハマると愛を持って熱中するタイプなんですか?

「自分の一番大事にしていることとかね。そのことを考え始めると周りが見えなくなっちゃうかもしれないです」

――主演の長澤さんとは過去に同じ作品に出演しているものの、本格的な共演は初めてです。一緒に撮影してみていかがでしたか?

「俺、雑談が下手なんで、最初はうまく会話できずに『絡みづらい』って言われちゃいました(笑)​​。でもそれから少しずつ話していたら、緊張しやすい性格で人見知りだって教えてくれて。そういうところは自分と似ているなと思いましたね。俺からグイグイ話したら、付き合ってくれていっぱい話してくれたし、(キャストのなかでも)まさみちゃんと一番話したと思います。めちゃめちゃ話しやすいです」

――本作はミュージカルシーンもありました。

「小林さんは舞台やミュージカルに出ていらっしゃるけど、他のみんなはあまり踊りが得意ではなかったんですよ。でも、おじさんたちが覚えやすいように定期的に練習をする時間をとってもらい、少しずつ進めてくれたので、ありがたかったです。本番では、あんなキラキラしたステージで踊ることなんて滅多にないんで、楽しかったですね」

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映画情報

映画「スオミの話をしよう」
2024年9月13日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:三谷幸喜
出演:長澤まさみ、遠藤憲一、松坂桃李、小林隆、西島秀俊、坂東彌十郎ほか

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