木村佳乃舘ひろしがW主演し、クセのある刑事を演じた力作「PS-羅生門-警視庁東都署」

東映チャンネルで放送される「PS-羅生門-警視庁東都署」は、2006年にテレビ朝日系で放送された全11話の刑事ドラマだ。木村佳乃と舘ひろしのW主演で、PSとは「Police Station」を指す。「羅生門」との異名をもつ警視庁東都署を舞台に、ひとクセある刑事たちの活躍を描く物語だ。原作はビックコミックオリジナルに連載された矢島正雄原作・中山昌亮作画の漫画で、ドラマ化においても矢島自身が脚本を手掛けている。

(C)東映

本作はテレビ朝日系の水曜21時枠で放送されたのだが、同枠は「相棒」シリーズをはじめ、伝統的に同局が誇る刑事ドラマの名作が放送されてきた。本作の松本基弘チーフプロデューサーは「相棒」の生みの親とも言われる人だし、大川武宏プロデューサーも後に「特捜9」を手掛けているので、テレ朝"水9"枠の顔とも言えるスタッフが集結していた。

"羅生門"とは、人間と獣の境界に立つ門という意味合いで、東部署はいわゆる警察の掃きだめ的な存在。「ここに飛ばされたら最後」と揶揄される東部署に、シングルマザー刑事の紅谷留美(木村佳乃)が赴任してくる場面から物語は始まる。なぜか署の前におでん屋の屋台があり、主人に声をかけられるのだが、その男はじつは課長の吉見武士(伊東四朗)だった。署内はまるでカオスで、警察署とは思えない信じがたい喧騒に包まれている。留美の仲間となる刑事たちは、元チーマーで一見半グレ風の安全豊(遠藤章造)、ガラが悪そうな土橋順一郎(佐野史郎)、気弱でおとなしそうな野原常久(池田努)など、一癖ありそうな連中ばかり。それでも、いざ現場に向かえば皆優秀であることがわかった。特に、土橋は初動捜査でわずかな証拠から瞬く間に犯人の目星をつけてしまうなど、天才ぶりを発揮。唯一まっとうな人間に見える弓坂文雄にしても、ITを駆使して極めて有能な刑事ぶりで捜査の核となっていた。そんな曲者たちのまとめ役となっていたのが、黒田勘太(舘ひろし)。

この記事の全ての画像を見る

放送情報【スカパー!】

PS-羅生門-警視庁東都署
放送日時:10月23日(水)15:00~
放送チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物