海外映画祭で好評の『ココでのはなし』。山本奈衣瑠「ルーツの違う多くの国でこの気持ちを届ける事が出来たのは嬉しい気持ちよりも、無事、届いて良かった」

(C)2023 BPPS Inc.

――こささ監督とのやりとりや作品へのこだわりで印象に残っていることはありますか?

「この映画は監督が作った最初の長編作品に相応しい映画だなと思います。監督は温かくて真っ直ぐでキラッとした目を持つ人です。 それでいて何かに手を差し伸べるというか、だだ横に居る事が出来る優しさのある人です。 現場中に声をかけてくれるタイミングや言葉の選び方、役それぞれへの愛の大きさ。それを現場中も、なんなら終わった後も笑 凄く感じました。そんなこささ監督だからこそ作る事ができた温度のある作品だと思います」

――本作を通して伝えたい想いを教えてください

「 この今の時代を生きてると自分の周りがどんどん速いスピードで進んで行ったり何について行けばいいのか、でもついて行く必要ってそもそもあるのか?とか、頼まれても無い何かに勝手に急がされてる時がある様に感じます。 それでも日々頑張ってる自分達をのスピードを ちょっと緩める様な、一度休憩して温かいご飯を食べる様な、そんな時間がこの映画にはあると思っています」

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――本作では日々に疲れてしまった人々がちょっと休憩できるような、温かな様子が描かれていますが、山本さんご自身が最近疲れてしまったことと、そのリフレッシュ方法はありますか?

「私はすぐに疲れちゃうしお腹が空くと何も出来ないし沢山寝れないと動けないのです。でもそれを自分で非常に自覚しているので、そこでもう頑張れない自分を認めて潔く休む、そして頑張る。と、切り替えをしっかりつけてどうにかこうにか過ごしています。笑 散歩が一番のリフレッシュなのでまとまった休みがあったら散歩の範囲を広げて海外に行ったりもします!」

――読者の向けてメッセージをお願いします

「初めまして山本奈衣瑠です。この作品は2021年に撮影をし、沢山の海外映画祭を通して色々なルーツのある方々の所を周り、今年11月にやっと東京で公開する事が出来ます。物作りをするのはとても大変で時間のかかるものですが沢山の素敵なスタッフとキャストが思いを込めてあなたの為に作った作品です。忙しい大事な時間無理のないタイミングで届いてくれたら、本当に嬉しいです。その時まで待っていますどうぞ宜しくお願い致します」

文=HOMINIS編集部

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映画情報

『ココでのはなし』
2024年11⽉8⽇(⾦)シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国順次公開
配給:イーチタイム
(C)2023 BPPS Inc.

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