――今回は金子さんとはすぐ打ち解けられたのでしょうか?
野村「早い方だと思いますね」
金子「そうだね。何回か本読みを重ねていたので、撮影のときには仲良くなった状態で入れました」
――今作で初共演となったお互いの印象を教えてください
金子「すごく人懐っこいなと思いました。雰囲気が柔らかいので一緒にいて楽なんです。撮影中もずっと隣に座っていたんですけど、無言の時間が続いても特に気まずくなることもなく過ごせましたし、それは野村くんの空気感のおかげだなって」
野村「最初は静かで落ち着いてる人なのかなと思っていたら、結構おちゃめな部分があったり、意外と明るい人だったので驚きました。撮影中もたくさん話しかけてくれました」
――撮影終わってからもその関係性は続いているんですか?
野村「ご飯に1回行きました。その後も何回か出かける予定を立てようとはしたんですけど、なかなかお互いのスケジュールが合わず...。今でも連絡は取っていますね」
――普段はどちらから連絡するんですか?
金子「僕です(笑)。ふと何やってんだろうなって思う時があるんですよ。そういう時に自分から送っちゃいますね。僕は年下の方と共演することが少ないので、野村くんは唯一無二な存在です」
――劇中で特に印象に残っているシーンはありますか?
金子「『え、そのシーン?』と思われる方が多いと思うんですけど、会社にいる時に甲斐から生姜焼きを食べている動画が送られてくるシーンです。会社のシーンは2日間ぐらいで全て撮ったんですけど、その2日間は甲斐と会わなかったので、『今日も野村くんいないんだ...』という寂しさがありましたね」
野村「料理のシーンは特に印象に残っています。普段、料理は全然しないのでどうやったら上手に見せられるかを意識して作ったのですが、なかなか思うようにいかず苦戦しながらやっていました」
――料理のシーンがどれも美味しそうでしたよね。金子さんは実際に食事されてみていかがでしたか?
金子「美味しかったです。撮影中はお昼ご飯を用意してくださるんですけど、野村くんが作る料理があまりにも美味しくてつい食べすぎちゃって(笑)」
野村「生姜焼きは僕も食べたんですけど、本当に美味しかったです」
――改めて、本作はお二人にとってどのような作品になりましたか?
金子「僕にとって初めての主演作で貴重な経験をさせていただけましたし、とても勉強になる現場でした。撮影中は大変なこともたくさんありましたが、それよりもやってよかったなという気持ちが大きいです」
野村「僕はちょうどデビューして1年半ぐらいのタイミングで撮影だったですが、それまでは演技というものがどういうものなのかあまり分かっていなかったのが『パーフェクトプロポーズ』のおかげで演技への向き合い方が変わったので、俳優として成長できた作品になりました」
取材・文=川崎龍也
作品情報
『パーフェクトプロポーズ』
・FODにてノーカット完全版全話配信中
https://fod.fujitv.co.jp/title/70li
・Blu-ray、DVD好評発売中
https://www.vap.co.jp/propose/
・公式ビジュアルブック 好評発売中
https://www.gushnet.jp/book/b645431.html
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