富田靖子と松下洸平が追求する「母と息子のリアリティ」...3度目の共演となった名作舞台「母と暮せば」の裏話から透けてみえる、互いへの格別な信頼関係
- 俳優・女優
- 2024.11.30
井上ひさしの「戦後"命"の三部作」として、"ナガサキ"を舞台に紡がれる母と息子の命の物語「母と暮せば」。2018年の初演、2021年の再演、そして2024年の再々演と、3度に渡って上演されてきたこまつ座の名作舞台の模様が、12月29日(日)に衛星劇場にてTV初放送(2024年版)される。
これまでに数多くの演劇賞を受賞する栗山民也氏が演出を手がけ、母・伸子役を富田靖子、息子・浩二役を松下洸平が務める本作。息の合った芝居で親子を演じる2人に、3度目のタッグとなる今回の手応えやお互いの関係性について話を聞いた。
――2021年の再演の際、栗山さんの演出が「親子の距離をより近く、リアリティを追求する形に変化した」ということをお伺いしました。2024年の再々演はいかがでしたか?
富田「より一層、その感じが強くなっていたかもしれないです。例えば声の大きさ。家の中ではそこまで大きな声は出さないと思うので、音の部分はすごく演出が入っていたのかなって」
松下「声に関しては確かに栗山さんが前回より気にされていた気がします。僕らもやりながら『ちゃんと後ろまで聞こえているかな?』と心配になるくらい、(隣の富田さんと自分を指して)本当にこの距離で話しているようなボリュームでお芝居をしていました」
放送情報【スカパー!】
こまつ座「母と暮せば」
2018年版
放送日時:2024年12月29日(日)14:30~
2021年版
放送日時:2024年12月29日(日)16:00~
2024年版
放送日時:2024年12月29日(日)17:30~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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