若葉竜也がハロプロにのめり込む青年を好演!松坂桃李仲野太賀らとハロヲタの青春を描いた「あの頃。」

(C) 劔 樹人/イースト・プレス (C)2020「あの頃。」製作委員会

劔と一緒にオタ活に勤しむ仲間たちを演じるのは、山中崇、仲野太賀、芹澤興人、本作が映画初出演のお笑いコンビ「ロッチ」のコカドケンタロウ、そして若葉竜也。山中は石川梨華推しのリーダー格"ロビ"、仲野はプライドが高くひねくれ者の"コズミン"、芹澤は劔とオタク仲間を繋げた"ナカウチ"、コカドはハロプロ全般を推している"イトウ"、若葉は痛車や自作のオタグッズを制作する"西野"を演じている。

(C) 劔 樹人/イースト・プレス (C)2020「あの頃。」製作委員会

松坂がハロプロと出会って変わっていく青年を演じるのに対し、若葉はすでにハロプロにどっぷりハマっていて、ポリシーや信念を貫くような人物を演じている。「ハロプロ以外、何もいらない」くらいの気持ちで青春を捧げている姿は、一瞬、近づき難く感じられるかもしれないが、そこまでのめり込める、打ち込めるものがあることを羨ましくも感じさせてくれる存在。松坂がオタク役ということで注目された作品だが、若葉のこだわりのある演技にもぜひ注目してもらいたい。

「あの頃。」と同時期、2021年4月に公開された映画「街の上で」。同じく今泉監督による作品で、主演は若葉。下北沢の古着屋で働く青年のもとに訪れた"自主映画への出演依頼"という非日常的な出来事から始まる数日間の物語で、ここでの若葉は自然体な演技を見せてくれていて、今泉監督との相性の良さがうかがえる。2023年の有村架純主演「ちひろさん」にも若葉は出演。これも今泉監督の作品だった。2021年に関しては、5月に松居大悟監督による「くれなずめ」も公開。コロナ禍の影響で延期になっていた作品が公開され始めた時期で、奇しくも若葉が出演する作品の公開ラッシュとなっていた。

ここ最近では、杉咲花との相性の良さも興味深い。2023年12月に公開された映画「市子」で、杉咲が主人公・市子を演じ、若葉は市子と3年間同棲していた恋人・長谷川義則を演じた。そして、2024年4月から6月にかけて放送された杉咲主演の連続ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」にも脳外科医・三瓶友治役で出演。民放のドラマにはあまり出演していないというのもあるが、若葉のその演技力、表現力に多くの視聴者が注目した。2020年の連続テレビ小説「おちょやん」でも共演しているので、この2人の共演作もぜひチェックしてもらいたい。

(C) 劔 樹人/イースト・プレス (C)2020「あの頃。」製作委員会

また、2025年1月24日に公開の深川麻衣が主演を務める映画「嗤う蟲」にも若葉が重要な役で登場しているので、こちらの公開も楽しみだ。2025年も活躍が楽しみな俳優・若葉。彼が映画「あの頃。」で見せた演技を、この機会にぜひチェックしてみてほしい。

文=田中隆信

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放送情報【スカパー!】

映画「あの頃。」
放送日時:2025年1月9日(木)21:30~
チャンネル:フジテレビTWO
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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