ムロツヨシが演じるプロ野球のリアルな内幕！町田啓太、木戸大聖らの活躍も見逃せない「ドラフトキング」

3月からの新シーズン開幕が刻一刻と迫っている日本のプロ野球界。1月からは各球団の新人合同自主トレも続々と始動し、2025年からプロ生活をスタートさせるルーキーたちにも注目が集まっている。

そんな新人たちをはじめ、日本でプロ野球選手を目指すものが通ってきたのがドラフト会議。この"運命の日"に向け、未来のスター選手獲得に奮闘するプロ球団のスカウトを題材にしたユニークな物語や、ドラフト会議のリアルな内幕描写で野球ファンからも注目を集めた作品が「ドラフトキング」だ。

2月3日(月)にＷＯＷＯＷプライムで全話一挙放送される「ドラフトキング」は、その年のNo.1選手となる"ドラフトキング"の獲得を目指すスカウトたちの熱き戦いを描いたクロマツテツロウによる同名人気コミックを、ムロツヨシ主演で映像化したオリジナルドラマ。並外れた眼を持つ剛腕スカウトの郷原眼力(ムロツヨシ)が、全国から隠れた才能を見出すべく、元プロ選手で新米スカウトの神木良輔(宮沢氷魚)や部長の下辺陸夫(でんでん)らスカウト部メンバーと激論を交わしながらチームを強化すべく奮闘していく。

ムロが演じる主人公・郷原は、隠れた原石を見つけることに長けた自他共に認める「横浜ベイゴールズ」のスゴ腕スカウトマン。特徴的なモジャモジャヘアーをはじめ、ムスッとした不機嫌そうな表情、横柄だが言葉に重みを感じさせる独特の喋り方など、ムロは細部にまでこだわった再現度でアクの強いキャラクターを表現した。

独善的で毒舌家の一匹狼だが実は誰よりも選手の人生に寄り添い、スター候補たちの苦悩や葛藤を分かち合う人情派の男。スカウトの裏側に潜む人間ドラマも湿っぽくならない絶妙な温度感の演技で浮かび上がらせている。

また、プロ野球の世界では芽が出ず、若くしてスカウトとなった神木を宮沢氷魚が演じており、経験不足が目立つ場面も多いが誠実に選手と向き合う青臭い人物像を体現。荒っぽい郷原に振り回されながらも、共に視察を行ううちに自然と師弟のようになっていく関係性の変化もリアクションの演技で表現しており、成長ぶりが楽しいキャラクターだ。

そんな2人を取り巻くキャラクターもクセ者ばかり。でんでんがチャーミングに演じるスカウト部部長下辺をはじめ、元プロ選手で神木の相談にも乗る大津(上地雄輔)、勤務態度はチャラいが腕は確かな飯塚(平山祐介)、データを重んじる理論派の大越(川久保拓司)と「横浜ベイゴールズ」のスカウト部は個性派揃いだ。

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