
(C)「黒弁護士の痴情」製作委員会
4月4日よりドラマ『黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛』がDMM TVにて独占配信されている。
本作は、DMM TVとTOKYO MXによるTL(ティーンズラブ)実写ドラマ化プロジェクト(約1年間に渡りTLコミックを実写化)の第1弾で、すみ原作による同名漫画を実写化するTLドラマ。原作は「コミックシーモア みんなが選ぶ‼︎電子コミック大賞2022 TL部門賞」を受賞し、電子コミック累計850万ダウンロードを突破している。
白井結は幼なじみの神兄弟の弁護士事務所に秘書として転職することになった。結は兄の宗一に恋心を抱いているが18年ぶりに再会した宗一はクールで笑わない男になっており戸惑ってしまう。一方、弟の佑志郎はずっと結が好きだが、その気持ちを言えずにいた。 そして宗一は幼い頃のトラウマで、結への愛情を上手く伝えられずにいる。宗一を好きな結、結を好きな佑志郎、結と仲のよい佑志郎に嫉妬する宗一の恋が交錯する―。
宗一を中尾暢樹、結を三輪晴香、佑志郎を元之介がそれぞれ演じる。
今回は中尾と三輪にインタビュー。演じるうえで意識したことや、撮影エピソードなどを語ってもらった。
――本作はTLコミックが原作のドラマとなっております。ドラマ化オファーを受けた際の率直なご感想をお聞かせください
中尾「原作は愛情表現を深く描いている作品だと思ったのですが、その上で『ただ色気のある描写を見せるだけではないドラマにしたい』とお話をいただきました。女性が愛されて幸せに感じる部分などを、大切にして描きたいと。僕も28歳になって、演技でそういう表現もできるようになったのかなと思いました。原作を読むと、色気のあるシーンや行為によって愛情がより深く見えてきて、とても良いなと思いました。漫画をドラマ化すると、そういう部分が割愛されるケースも多いと思うのですが、本作ではそこを深く描いています」
三輪「まず、原作を読んでほんとキュンキュンてんこ盛りで、ドキドキが止まらなかったです(笑)そして魅力的なキャラクターばかりで、読み進めていくうちに引き込まれていく自分がいました。その主人公の結を任せていただくことは嬉しかったのですが、明るい部分以外は性格が私とは違ったので、私で務まるのかなという不安もあり、私の大好きな結ちゃんをしっかり演じないといけない!という気合が湧いてきました」

(C)「黒弁護士の痴情」製作委員会
――それぞれ、宗一・結を演じる上で意識されたことをお聞かせください。(原作を読んで意識したことなど)
中尾「宗一は、物語が進むことでどんな人物かが見えてくる役で、感情表現も豊かではないので、微妙な気持ちの変化が伝わるように演じることを心がけました。結の目線で見ると、最初は『なんでこんな態度をとるんだろう?』と思いますが、だんだん理由もわかってくるので、最後まで観たらすべての理由がつながるようにしたいなと思って演じていました」
三輪「結は喜怒哀楽がはっきりしているキャラクターなので、そこを気にしながら演じました。表情もコロコロ変わりますし、周りのキャラクターもそんな結を見て気持ちが動くことが多いのでとにかく表情の変化を大切に、表情や気持ちがコロコロ変わるのも結のかわいい部分だと思うので、意識しながら取り組みました」
――それぞれ演じられた役の「好きな部分」はどんなところですか?
中尾「このドラマは漫画原作なので、漫画だから成立しているようなシーンやセリフもあったと思いますし、漫画原作の役の良さはとがっているところでもあるので、悪くも見られてしまうこともあると思います。なので、漫画を現実に昇華するにあたって漫画の良さが悪く映らないようにしたいと思いました。宗一は、結への深い愛情を言葉で表したりもするので、言葉を魅力的に見せたいなと思っていました。2人の間で成立しているもの...いわゆる言葉攻めみたいなものって、他の人から見たら『ん?』って思うこともあるかもしれないけど、2人の関係値がある上での言葉のやり取りで、好きな人の前だけで弱音を吐いたりする宗一の一面は、彼の良さだと思うので、大事に演じていましたね」
三輪「結は、女の子が憧れる女の子だと思うんです。ストレートに言葉で思いも伝えられるし、男性にとってもそこがキュンポイントなんじゃないかな。思っていても言えないことっていっぱいあるから、結みたいに面と向かって言えたらすごくかわいいんだろうなと思いました」

(C)「黒弁護士の痴情」製作委員会
――中尾さんからみた結、三輪さんから見た宗一の魅力はどんなところですか?
中尾「結の、意外と母性があるところですね。いつの間にか立場が逆転していることがあるんですよ、こっちが上にいたはずなのに下になっているみたいな。かわいいだけじゃなくて、そういうところも魅力的でした」
三輪「宗ちゃんは、結といるときと他の人に接しているときで全然違う人になっちゃうんです。結の前ではすごくかわいらしい面を見せてくれたりコロッと変わるところが、女の子からしたらキュンポイントですよね。『私にだけそういう一面を見せてせてくれているんだな、気を許してくれているんだな』というのは演じていても感じましたし、そこが宗ちゃんの魅力だなと思いましたね」

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――撮影現場のムードメーカーはどなたでしたか?撮影現場で盛り上がったことなどございましたらお聞かせください
中尾「宗一の弟である佑志郎役の元之介くんですね。彼が来ると現場がすごく明るくなるんです。スケジュール的にもタイトな撮影だったのですが、僕らがちょうど疲れているときに元気よく『おはようございまーす!』と入ってきてくれて、それにすごく助けられましたね」
三輪「そうそう、元之介くんは演じた佑志郎の役の通りという感じで、現場でもそのまんまでしたね」
中尾「劇中では兄弟で結を取り合う関係なのですが、元之介くんは末っ子みたいな感じで親しみやすくて、おかげで現場もずっと明るかったですね」
三輪「白井恵美子監督もすごく優しくて、過ごしやすい現場でした。キャラクターに対しても私たち自身に対しても親身になって寄り添っていただいていた気がします」
中尾「白井監督は、僕の『こうやったらどうですか?』という提案も聞き入れてくださる方で、こうと決めつけずにみんなで素敵なものが作れるように受け入れてくださる監督でした。意見を出しやすい環境を作ってくださいましたし、センシティブなシーンもある作品なので、役者がいい気分で演じられるようにという配慮も感じましたし、本当に繊細に対応していただいたと思います」
――本作中には「結の妄想(夢)」が数々登場します。お二人がいま、「夢にみてしまうほど夢中になっているもの・愛してやまないもの」はございますか
中尾「夢に見るほどではないですが...最近、自炊に凝っていますね。出前や外食をしすぎていることがわかったので自炊しようと思いまして」
三輪「最近、麻辣湯が好きすぎて!もともと辛い物が大好きで、朝昼晩毎日辛い物を食べるときもあるぐらいなんです。麻辣湯はここのところ週に3回ぐらい食べているのですが、『早く食べたい、明日の朝食べたい!』と思いながら寝たら、本当に夢に出てきましたね(笑)。すごくハマっています」
――原作のすみ先生は、「キャストの皆様の役に向き合う姿があまりに理想通りで、大切に作品を作っていただいた」とおっしゃっていました。すみ先生とは何か会話をされましたか?
中尾「すみ先生が、原作キャラクターと実写キャストのイラストを描いてくださったんですよ。俺にめっちゃ似てると思って!すごく綺麗に描いていただいて嬉しいですね」
(参考「すみ先生描き下ろしイラスト)
https://x.com/sumi_works/status/1901837596801773707
三輪「一度撮影現場に来てくださってその時にお話しさせていただきました。私は結とタイプが違うので最初心配していたのですが、すみ先生はすごく優しく受け止めてくださって本当に嬉しかったですね」
――本作は、DMM TVとTOKYO MXによるTL実写ドラマ化プロジェクト(約1年間に渡りTLコミックを実写化)の、第1弾となります。それに対する意気込みや、ドラマを楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします
中尾「実写ドラマ化プロジェクトという素敵な機会をいただけたので、実写化によって温もりや動き、息遣いが鮮明に伝わるような良いドラマになればいいなと思っています。このドラマで実写の良さが伝わってほしいなと強く思っています」
三輪「嬉しいですよね、第1弾!いろんなプレッシャーも感じますが、自信を持って観ていただきたい作品になっています。私たちが1シーン1シーン大切に撮ってきたものが、本当に綺麗な映像になっていますし、そこに結と宗一の気持ちも乗っかっていて、とにかく早く見て欲しいですね!女性の心をくすぐるような作品で観ていて私自身もキュンキュンドキドキしますし、ぜひ大切な人を思い浮かべながら観ていただきたいです」

(C)「黒弁護士の痴情」製作委員会
文=HOMINIS編集部
放送情報
「黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛」
配信:DMM TV、TVer
配信/放送日時:2025年4月4日より配信中 毎週金曜深夜25時00分~
放送局:TOKYO MX
(C)「黒弁護士の痴情」製作委員会
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