吉沢亮が『ばけばけ』で英語教師役を奮闘中「芝居で感情を乗せて英語を話すのが本当に難しい」
俳優
連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合)で、吉沢亮が松江一の秀才、「大盤石」(絶対に大丈夫な人)と呼ばれる中学校の英語教師・錦織友一(にしこおり・ゆういち)を演じる。
同作は、松江の没落士族の娘・小泉セツと、その夫で明治時代にヨーロッパから日本に来て帰化し、『怪談』などの本を書いた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語で、ヒロイン役の高石あかり(※「高」は正しくは「はしごだか」)とレフカダ・ヘブン役のイギリス人俳優トミー・バストウが組み、西洋と東洋の違いを超えて心を通わせる夫婦の日常を描く。
錦織は、実在した英語教師・西田千太郎氏をモデルにしている。明治時代、アメリカから松江へやって来たレフカダ・ヘブンに通訳兼お目付役として付き添う錦織を、吉沢がコミカルな演技も交えて演じる。今回、英語のセリフに挑んだ錦織役について、そして高石あかり、トミー・バストウとの共演を振り返って語ってもらった。
――『ばけばけ』に錦織友一役で参加した決め手は何でしたか?
「『ばけばけ』の制作統括・橋爪國臣さんとチーフ演出の村橋直樹さんは、4年前、大河ドラマ『青天を衝け』で一緒だったチーム。今回も、ぜひと声をかけていただいたので、すごくありがたいなと思いました。ふじきみつ彦さんの台本も面白かったですし、モデルである西田千太郎さんの生涯にも引かれました。そして、錦織が英語を話す役だというのも大きな要因でした。以前から英語を学んでみたいなという思いが、ぼんやり僕の中にあったので、いい機会かもしれないと思いましたが、いざ撮影が始まってみると、思った以上に英語のセリフが多いし、難しくて絶望しました(笑)」
――『青天を衝け』に実業家の渋沢栄一役で主演した経験が、同じ明治初期を舞台にした『ばけばけ』の役作りに生かされている部分はありますか?
「やっぱりその時代を生きた人たちの空気感でしょうか。渋沢栄一はおそらく、幕末から明治への変化を心から楽しめる人だったと思いますが、そういう人ばっかりではなかった。トキの父親のように時代に取り残される人もいれば、もう乗っかっていくしかない人もいる中で、じゃあ錦織はどうだろう?とは考えました。『青天を衝け』で感じた時代の空気というのは、今回の役にも活きている感じはあります」
放送情報
連続テレビ小説「ばけばけ」
毎週(月)~(土) 8:00ほか~ ※(土)は一週間の振り返り
チャンネル: NHK総合ほか
出演=高石あかり、トミー・バストウ/吉沢亮ほか
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