吉沢亮が『ばけばけ』で英語教師役を奮闘中「芝居で感情を乗せて英語を話すのが本当に難しい」

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――英語のセリフについて、苦労している点や心がけていることはありますか?

「錦織は勉強ができて『大盤石』と呼ばれるぐらいの男なので、なるべく見ている人に違和感を与えないように、英語のセリフは『練習している感』が出ないぐらいには練習しました。5カ月前から週に3回、英語の先生のレッスンを受け、今もペースを落としながらも継続しています。ただ、芝居で英語をしゃべるっていうのが本当に難しくて。英語のセリフを覚えること自体はやればできるけれど、そこに感情が乗っかってきて、自分の言葉として話さなければならない。錦織が自分の気持ちを伝える英語と、通訳としての英語があったりするので、そこのテンションの違いを意識しながら言っています」

――第5週でヘブンが松江にやってきて、松江の人々から歓迎され、錦織も彼と初めて出会って歓迎会に連れて行こうとするわけですが、その一連のシーンの英語はトミーさんから「完璧だった」と言われたそうですね。英語の上達ぶりはどうですか? 英語圏の人とも気軽に話せるようになりしましたか?

「これがびっくりするぐらい、ぜんぜんしゃべれないです(笑)。もっと普段から話せるようになるものなのかなと思っていました」

――松江一の秀才と呼ばれる役どころについてはどう思いましたか

「試験を受けるために上京し、そこでトキと出会う...という展開の第4週ではその点を意識していました。錦織や松江から上京してきた学生たちには『これから自分たちで日本を動かしていく、変えていく』という心意気があるので、その志(こころざし)は見せたいと思いました。でも第5週からは、ずっとヘブン先生に振り回される役回りなので(笑)、そこではドタバタ感を意識しながらやっています」

――放送前の記者会見でもトミーさんとは仲良さそうな様子でしたが、どんなふうに交流していますか?

「トミーさんはめちゃくちゃ日本語がしゃべれるので、むしろ英語のセリフの場面で、僕の方がトミーに『今、大丈夫だった?』とか聞きながら、気を遣わせてしまっているかなっていう感じです。ただ先日、トミーさんに『何時(なんじ)起き』という言葉を教えました。ロケで朝が早い日に『今日トミー、何時起き?』って聞いたら、『それは何?』って(笑)。意味を教えたら、トミーさんが毎日『何時(なんじ)起き』と聞いてくるようになって、彼の日本語学習欲は凄まじくて、吸収力も半端じゃないです」

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放送情報

連続テレビ小説「ばけばけ」
毎週(月)~(土) 8:00ほか~ ※(土)は一週間の振り返り
チャンネル: NHK総合ほか
出演=高石あかり、トミー・バストウ/吉沢亮ほか

詳しくは
こちら

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