前田公輝×水沢林太郎「"離婚"を通して描く愛の形」――ドラマ『おいしい離婚届けます』が映し出す、支え合うことの意味
俳優
中京テレビ
――物語を通して、音喜多と伊勢谷の関係性にはどんな変化や深まりを感じましたか?
前田「僕自身はあまり変わらないような気がしていて、それが逆にいいのかなと思っています。依頼人の方が大きく変化していく中で、僕たちまで変わりすぎると説得力がなくなってしまう気がして。
変わる部分があるとすれば、杏奈が現れたことで"家族"という存在が身近になっていくこと。杏奈に対して、少し"面倒くさい親父"のような距離感を出せたら、人間味が見えるんじゃないかと思いました。一見、威厳がありそうで、なぜか子どもに舐められる――そんな絶妙なバランスを意識していました」
水沢「最初は探り探りでしたが、時間やシーンを重ねるうちに自然と距離が近づいていくのを感じました。特に家のシーンでは、回を追うごとにお互いをより想い合うようになっていて。その関係の変化が、作品の中でも自然に伝わっていれば嬉しいです」
――改めて、音喜多と伊勢谷の"絆"を一言で表すなら?
前田「家族」
水沢「優しさ」
中京テレビ
――最後に、作品を楽しみにしている方へメッセージをお願いします
前田「日々、誰しも我慢していることってあると思うんです。でも、近い人ほどその我慢に気づけなかったり、自分を置き去りにしてしまう瞬間がある。"自分を愛すればいい"という単純な話ではありませんが、僕は"誠実に愛に向かう人が報われる世の中"であってほしいと思っています。
この作品には、そんな気づきを与えてくれる瞬間がたくさんあります。家族に上下関係はなく、"一番愛したい人を愛する"ことが大切。同時に、"自分を愛せるのは自分だけ"というテーマも感じていて、杏奈のような素直な感情を通して、時にキリッと、時にやさしく伝えられたらと思いました。『おいしい離婚届けます』、ぜひ楽しんでご覧ください」
水沢「多くの方々にこの作品を見ていただけているようで、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。まだまだ物語は続いていきますので、さまざまな感情とともに楽しんでいただけたらと思います。引き続きご覧いただけたら嬉しいです」
文=HOMINIS編集部
放送情報
おいしい離婚届けます
放送日時:2025年10月1日(水)より放送中
チャンネル:中京テレビ・日本テレビ系
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