『WIND BREAKER』濱尾ノリタカが語る、十亀条を"本物"にするための役作りとは
俳優
(C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会
――非情で冷徹な一面と、桜遥への興味という人間的な側面の二面性を捉える難しい役どころだと思いますが、どのような役作りをしましたか?
「原作の漫画があり、アニメもすごく人気な作品に出るのは初めてだったので、まずは外側から入っていくことが大事だなと考えました。話し方やビジュアル、特に下駄を履いているので、下駄で歩く練習はずっとしていました。
体つきに関しては、十亀は体がすごく大きくて、でも顔がシュッとしているので、元々の(自分の)体の大きさを活かしたまま顔だけ絞って、"現実的じゃない、嘘みたいな体"を目指しました。そうやって外側のことを埋めていって、最後に人間として成立させられるように調整しました。いつもとは逆のアプローチで役を作っていく過程は新しい発見でした。
内面的な部分で言うと、僕自身と十亀の一番の共通点は"手放すことが上手ではない"ということだと思っています。『獅子頭連』のナンバー2でいることも、頭取・兎耳山(山下幸輝)への気持ちを諦めてしまえばもっと楽なのに、それができない。もがいている時に桜を見て影響を受けていくというのは、役と同時に、僕が桜を演じる(水上)恒司くんに思うこととも混ざっていったんじゃないかなと思います。撮影の2カ月間、一緒にいる中で、恒司くんに対する興味も増えていきました。お互いに作用し合いながら、自然な気持ちの流れで十亀と桜になれたのは、すごく幸運だったなと思います」
――「副頭取/ナンバー2」という立場を演じる上で、リーダー・兎耳山との関係性をどう意識しましたか?
「『獅子頭連』という組織で"ナンバー1"、"ナンバー2"という関係ではあるのですが、それ以前に『友達』であることは、とても大事にしました」
(C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会
公開情報
映画「WIND BREAKER/ウィンドブレイカー」
2025年12月5日(金)公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会
詳しくは
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