波瑠×鈴木京香、芝居のコントラストが生み出した名バディ!「未解決の女 警視庁文書捜査官(2020)」

俳優

(C)テレビ朝日

同シリーズで波瑠と鈴木が演じているのは、現場刑事たちから「倉庫番」と揶揄して呼ばれて相手にすらされていない、文書解読係こと特命捜査対策室第6係の刑事。連ドラ第1作で、矢代がけがをきっかけに特命捜査対策室第6係に異動となったことで出会った2人は、これまでにいくつもの未解決事件を紐解き、解決に導いていく中で仲を深めてきた。そしてSeason2でも、名コンビぶりを遺憾なく発揮している。

波瑠演じる矢代は、本作でも相変わらず行動派の熱血刑事で、事件が起こると衝動と正義感ですぐさま捜査に走り出す。そんなまっすぐで勢いのある矢代を、波瑠は"動の芝居"で表現。豊かな表情や、感情が高まった時に少し上ずるように変化する声色など、動きのある演技で矢代を魅力的に演じている。意見が食い違った時には鳴海に食ってかかったり、そうかと思えば落ち込む鳴海を励まして捜査に連れ出したりと、いかにも"後輩刑事"らしい瑞々しさで、愛されキャラとして矢代を確立している。

一方の鈴木は、"静の演技"で頭脳派の鳴海を演じている。知性と冷静さを軸にした鳴海というキャラクターは、気品のある佇まいの鈴木にぴったりとハマる。矢代のように大きな動きはしない分、目の動きや声のトーンの微細な変化、呼吸や間のとり方など細やかな演技で、鳴海の冷静で知性的な性格を表している。鈴木の落ち着いた佇まいは、鳴海に優秀な文書捜査官としての貫禄と説得力を与えている。そして、そんな鳴海が"文字"に関わることになると嬉しそうな顔になったり興奮したりするというギャップも、可愛らしく映る。

Season2では矢代と鳴海の信頼関係もさらに深まり、鳴海が矢代を頼ったり、矢代の熱さに影響される場面も。"動"の矢代を演じた波瑠と、"静"の鳴海を演じた鈴木。それぞれの演技のコントラストによって生み出された名バディの活躍を楽しんでいただきたい。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る
  1. 1
  2. 2
  1. 1
  2. 2

放送情報

未解決の女 警視庁文書捜査官(2020)
放送日時:2025年12月11日(木)19:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:波瑠 沢村一樹 工藤阿須加 山内圭哉 飯島寛騎 皆川猿時 谷原章介 遠藤憲一 鈴木京香 ほか

詳しくは
こちら

Person

関連人物