乃木坂46・奥田いろは、これまでの経験から見つけた"等身大の自分らしさ" ミュージカル『レイディ・ベス』ベス役への覚悟
俳優
2014年に帝国劇場で世界初演されたミュージカル『レイディ・ベス』が、2026年に新演出版としてよみがえる。英国に黄金期をもたらしたエリザベス1世の若き日々を描いた本作は、ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイの楽曲と小池修一郎の演出によって、これまでも多くの観客を魅了してきた。
その主人公のベスをWキャストで務めるのが、乃木坂46の奥田いろはだ。『ロミオ&ジュリエット』『1789-バスティーユの恋人たち-』と着実にミュージカル女優としての歩みを重ねてきた彼女は、今回どんな思いでオーディションに臨み、重責と向き合っているのか。
インタビューでは、ベス役に決まったときの心境や、自分にしかできないベス像を模索する役作りのプロセス、ミュージカルに向き合ううえで大切にしているマインドセットまで、じっくりと語ってもらった。
――以前『ロミオ&ジュリエット』のタイミングでもインタビューさせていただいて、今回もとても楽しみにしています。改めて『レイディ・ベス』でベス役に決まったときのお気持ちを聞かせてください
「歴代のベスを演じられてきた方々が本当に大御所の、大先輩ばかりだったので、まさか自分が同じ役でオーディションを受けられるなんてとすごく驚きました。でも、作品を観たときにベスという女の子にすごく惹かれて、"私も挑戦したいです"と思ってオーディションを受けさせていただいて。まさか受かるとは思っていなかったので、決まったと聞いたときは、今までにないプレッシャーを感じました。もちろん嬉しさもあったんですけど、それ以上にどうなっていくんだろうという不安や、ぐっと気が引き締まる感覚のほうが大きかった気がします」
――過去の公演は、映像などでご覧になっていたのでしょうか?
「映像で何度も観ています。観るたびに新しい発見があったり、新しい気持ちになれたりして。今は演じる側ではなく、いち観客として何度も観ているのですが、音楽も本当に素敵ですし、物語、そしてベスの人柄にもすごく魅力を感じます」
――これまでベスを演じてこられた方々の姿を見て、「こんなベス像にしたい」とイメージが膨らむ部分もありますか?
「そうですね。前回ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』に出演させていただいたときに、Wキャストの(星風)まどかさんを近くで見ていて、私もこうなりたいとすごく思ったんです。でも、それを"真似すればいい"というわけではなくて、本当に私だから演じられるものを作らなきゃいけないんだと強く学びました。お客様の感想もよく拝見しているのですが、そのときに"等身大な姿が良かった"と書いてくださっているのを見かけて、もしかしたらこれが私の強みなのかなと思ったんです。私はまだ人生経験もそこまで多くはないですが、だからこそ私にしかできない物事の捉え方が絶対にあるはずで。それをギュッと詰め込んでいきたいです。ベスというキャラクター自体がもうすでにとても魅力的なので、そこに自分らしさを重ねて、さらに素敵に演じられたらいいなと思います」
――反響もチェックされるんですね
「してます(笑)。皆さんそれぞれ解釈が違っていて、"なるほど、そういうふうに捉えるんだ"と思うことも多くて。そういう声を受け取って、ちょっと自分の中に生かしてみたりもしていました。なので、前回も自分ひとりで作りましたというよりは、皆様の気持ちや解釈を学ばせていただきながら、本番中も少しずつ変化していった感覚があります」
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