乃木坂46・奥田いろは、これまでの経験から見つけた"等身大の自分らしさ" ミュージカル『レイディ・ベス』ベス役への覚悟

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ミュージカル『レイディ・ベス』でベス役に挑む奥田いろは
ミュージカル『レイディ・ベス』でベス役を演じる奥田いろは

――これまでもミュージカルに出演されていますが、ミュージカルに向き合ううえで大切にしているルーティーンやマインドセットはありますか?

「ミュージカルに関しては、まずなんでも吸い取ろうという気持ちが一番かもしれません。私はまだミュージカルでは新参者なので、今はスポンジのように良いものをたくさん吸収して、全部自分のものにしようという気持ちで、毎日お稽古に行っています。絶対に伸びしろしかないと思うので、柔軟性を大事にしながら、謙虚になんでも持って帰ろうと思っています」

――公演期間も長いですし、本番までのコンディションの整え方なども気になります

「体調はもちろんなんですけど、心が崩れると絶対に体にも来てしまうと思うので、毎日、心を健やかに過ごすことがすごく大事だなと感じました。いろんな場面で落ち込むこともあるんですけど、そういうときって何かにかかりやすくなる気がしていて......。だから、例えばうまくいかなかった日があっても、その日はおいしいものを食べて次の日に備えるとか。その日のベストは尽くしているはずとちゃんと自分を肯定してあげて、次に生かすために一回リセットする、ということは心がけています」

――奥田さんにとってのリフレッシュ方法はありますか?

「食べることもそうですし、前回は自転車を漕ぐこともリフレッシュになっていました(笑)。お稽古場では、どうしてもここを直してほしいというところをたくさん言っていただくので、自分の中で全部ダメなんじゃないかと落ち込んでしまうこともあって。でも、自転車を漕ぎながら自分の良かったところをいっぱい言って帰るとか、帰りに行ったことのない銭湯に寄って、おばあちゃんとお話ししていたら元気が出てきたり(笑)。そうやって血の巡りもよくしつつ、気持ちも少し軽くしてから帰る、というリフレッシュをしていました」

――『レイディ・ベス』という作品をどのように届けていきたいですか?

「私自身が作品を観たときに、若いながらに強い信念を持って、流されずにひたむきに立ち向かっていくベスの姿から、たくさんの勇気をもらいました。曲も本当に素敵ですし、その世界観にたっぷり浸っていただきながら、観てくださる方にも少しでも勇気や温かい気持ちを受け取っていただけたら嬉しいなと思います」

――『レイディ・ベス』は、奥田さんにとって2026年のスタートを切る作品にもなります。2026年の目標はありますか?

「まだ具体的な目標は決まっていないんですけど、2025年の始まりに月ごとに目標を立てようと決めて、小さなことでも続けられるように頑張ってきたんです。来年も同じように、毎月いろんな目標を持って、それをちゃんと達成していけたら、きっと素敵な1年になるんじゃないかなと思っていて。なので、自分との約束をちゃんと守るぞというのが、2026年の抱負です!」

ミュージカル『レイディ・ベス』奥田いろは
ミュージカル『レイディ・ベス』奥田いろは

取材・文=川崎龍也 撮影=内田大介
ヘアメイク=高橋稚奈 スタイリスト=菅野 悠

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