例年、年末年始には、"お正月興行"として話題の大作が出揃う傾向にあるが、2024年末に木村拓哉が主演し、話題を集めた作品といえば、"グランメゾンプロジェクト"だろう。
2019年秋、TBS系列日曜劇場で人気を博した「グランメゾン東京」の"その後"を描いた撮り下ろしの完全新作スペシャルドラマ(2024年12月29日放送)に続き、初の映画版として製作された「グランメゾン・パリ」(2026年1月1日(木)にWOWOWにて放送)。コロナ禍の苦難を乗り越え、その舞台をフランス料理の本場・パリへと移した待望の続編だ。
型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹(木村拓哉)を筆頭に、優れた味覚を持ち、尾花と共に"グランメゾン東京"を立ち上げた早見倫子(鈴木京香)、ホール責任者の京野陸太郎(沢村一樹)、部門シェフ・相沢瓶人(及川光博)ら、"チームグラメ"の面々とスタッフが続投し、ドラマ版からの揺るぎない信頼をもって、作品の熱量をそのままパリの地へと運び込んだ。
(C)2024 映画「グランメゾン・パリ」製作委員会
ストーリーの軸は、尾花と倫子という2人の料理人による、パリでの"三つ星獲得"への挑戦とその絆の深まりだ。名だたる巨匠たちがしのぎを削る美食の都で、"異国の地のシェフ"である尾花は満足のいく食材を手に入れることすら困難を極める。逆境の日々が続くが、そんな尾花を信じ、共に夢を追い続ける倫子との関係性や、料理にかける2人の情熱が、より深く、繊細に描かれていく。
木村の情熱をほとばしらせる演技と、鈴木の抑制の中にも熱を宿した演技が呼応し、役柄の間に生まれる緊張感と信頼感が、物語に強い説得力と深い余韻をもたらしている。
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