(C)神尾葉子/集英社
2005年の連ドラ第1作目「花より男子」でハッピーエンドを迎えたはずが、波乱の幕開けとなった本作。NYに発った司は半年間も音信不通だったかと思えば記憶喪失になってしまい、その上、息子・司がつくしと交際することに肯定的でない楓は、政略結婚を目論んでいる始末。前途多難だ。本作では楓が司の婚約者に決めた大河原財閥の令嬢・滋(加藤夏希)や、司のことを好きになる少女・中島海(戸田恵梨香)など、ライバルも出現。司とつくしの仲は度々かき乱されることとなる。
(C)神尾葉子/集英社
前作の放送当初から視聴者を引き付けた、つくしの真っすぐで前向き、そして芯の強い性格は本作でも健在。困難な状況になろうとも、諦めずに司と向き合おうとするひたむきな姿は、応援したくなる。一方で、ただ逞しいだけではなく、強がりの裏にある怖さや不安を時折滲ませるつくし。井上が演じるつくしは、強さと弱さの両面が丁寧に表現されているからこそ、"強い女"ではなく"強くあろうと頑張っている等身大の女の子"に映り、そこが大きな魅力だ。そんな普通の女の子が「調子こいてんじゃねーよ!」と自分より強い相手にも果敢に挑んでいく姿は、多くの女子の心を動かした。
翌年の2008年6月には映画「花より男子F(ファイナル)」も公開され、社会現象ともいえるヒットシリーズとなった。
TBSチャンネル1では、2025年12月31日(水)と2026年1月1日(木)にドラマシリーズが一挙放送される。初回放送から約20年。時が経っても色あせない名作を、この機会にぜひ楽しんでいただきたい。
文=HOMINIS編集部









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