坂口健太郎×、バディ感を増していく演技が熱い!公取委を舞台にした痛快ミステリー「競争の番人」 

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(C)新川帆立/講談社/フジテレビジョン

本作で杏が演じている白熊は、警察官の父に憧れて自身も警察官になった、男勝りな性格の女性。しかし、ある事件でのミスをきっかけに、ダイロクへ異動することに。着任早々、公正取引委員会が他の官庁に比べて"弱小官庁"だと説明され、その実態に驚くこととなる。しかし、そんな状況下でも、個性豊かでマイペースなダイロクの面々とともに企業の不正を暴くために奔走する。企業の調査のなかで張り込みや尾行などもすることがあり、そこでは元刑事らしくバイタリティを発揮。実直な性格で、頭で考える前に体当たりのように行動を起こす白熊を、杏が好演している。

坂口演じる小勝負は、優秀ゆえに理屈っぽいところもあり、感情のままに行動する白熊とは正反対。独自の視点で調査を行うために変わり者扱いされることもあり、そんな小勝負に白熊は度々振り回されることとなる。そんな2人を演じる坂口と杏の掛け合いは時にコミカルで、笑いを誘う。頭脳派の小勝負と肉体派の白熊、かみ合っていないようで実は互いを補い合う2人が、少しずつバディ感を増していく過程も見どころだ。

その経歴から、"どの会社や官庁にでも就職できたのに、なぜ公取委に?"という疑問を周りから投げかけられることも多い小勝負。しかし、彼はとある過去の経験から、公取委で働くことにこだわりを持っていたのだった...。

徐々に明かされる小勝負の過去にも注目しながら、誰もが一度は聞いたことはあるものの、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした凸凹バディの活躍を楽しんでいただきたい。

文=HOMINIS編集部

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