大河初主演・仲野太賀、兄・豊臣秀吉役の池松壮亮を「本当の兄のように甘えてしまっています」と振り返る【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】
俳優
(C)NHK
――小一郎が仕えることになる織田信長役の小栗旬さんとの関係はどうですか?
「小栗さんの信長は、もう言葉にするのもはばかられるぐらい怖いです(笑)。こんなにも説得力を持って信長を演じられる人は他にいないのではないでしょうか。ご一緒していて日々感じるのは、どうしてこんなにも自分自身に厳しくストイックでいられるのであろうと。おそらく信長役を引き受けてくれた時点で、相当な覚悟を決めてこの現場に臨まれていらっしゃると思います。そういった作品に対する姿勢、人間としての器や厚みに対して、本当に尊敬しています。そして、後輩の僕たちには期待を掛けてくれて、カメラの外ではすごく優しい。まさに、この『豊臣兄弟!』の精神的な柱です」
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――最後に、秀長役を通して視聴者にどんなことを伝えたいですか?
「第1回から第2回の小一郎はすごく葛藤していて、これまでは家族と一緒に農民として畑を耕しながら自給自足の生活を送っていくことが幸福でしたが、戦国の世においてなかなかそうはいかず、村を野盗に襲われるなどして『ただ平和に暮らしたかっただけなのに』という熱い思いが込み上げてくる。そういうエネルギーを生き生きと表現できていたら、ただ『兄に振り回される弟』という受け身な役柄ではなく、物語を推進するパワーになれるのかなと...。戦乱の中にいながら、いかにみんなが争わずに笑って生きられる世の中を作るかということが小一郎の願いで、それは本当に素敵なことですよね。今、世界を見渡しても争いは絶えないし、それは人間が繰り返すことかもしれません。でも、もし小一郎みたいなリーダーがいてくれたら、もっと平和な世になるのかなと、演じながら、そんなことを想像しています」
取材・文=小田慶子









