小池徹平×屋比久知奈、『どろんぱ』での初共演の印象を語る「柱になってくれる存在」
俳優

――お二人のデュエットも楽しめるのでしょうか?
小池「めっちゃあります」
屋比久「3曲くらいあるんですよね。音源を聴きながら、『これ、大変そうだな...』と思ってました(笑)。ドラマチックな場面で、どこまで振り切っていけるのかも含めて楽しみです」

――ビジュアルの美しさ、色彩の美しさも印象的でした。撮影の思い出や、実際にキャラクターになった感想を教えてください
屋比久「末満さんの中に見えているものがはっきりあるんだろうな、と撮影を通して感じました。ポージングや衣裳の方向性も、こういうキャラだというイメージが濃くて、それを垣間見られたのが面白かったです。衣裳も複数あって、普通の格好の姿と、別の姿があるんですよね。新しい楽しさがたくさんある撮影でした」
小池「こういう格好はなかなかしないので新鮮でした。衣裳もヘアメイクもかっこいいと思える仕上がりで、しかも動きやすさや軽量化、着替えやすさまで最初から考えられている。こちらが後で言おうと思っていたことを先に提案してくれるくらい、スタッフの皆さんが本当に優秀で、信頼しかないです。その時点でもう楽しくなっちゃって、撮影もすごくやりやすかったですね」

――お二人は、ミュージカル/舞台の面白さをどういう部分に感じていますか?
屋比久「音楽があるからこそ伝わるものがあると思っています。言葉や言語が違っても、音楽があると共有できる感覚がある。もちろん音楽がない演劇の魅力も大きいですが、音楽があることで広がる表現があるのがミュージカルの魅力だと思います。そこに踊りやアクションのエンタメ要素も重なって、この妖怪の世界ともすごく相性が良さそうです」
小池「やっぱり生の良さですよね。映像では絶対に伝わらない、肉体から飛び出してくる感情や音があって、劇場とその日のお客さんの空気で、同じ作品でも毎回雰囲気が違う。心情が音で表現されるのもミュージカルならではで、セリフだけでは味わえない形で感情が届く。ライブとはまた違う、キャラクターとして歌う感情の歌があるのが魅力だと思います」

――舞台に立ちながら今日と昨日で空気が違うと感じることもきっとありますよね
小池「めっちゃあります。めっちゃ滑った日もありますし(笑)。作品によっては、毎回ちょっと違うアドリブを入れたりして、それが大滑りして、楽屋でめっちゃ笑われる......みたいなこともありますね。お客さんの熱量で全然違いますし、その日の自分の気持ちで、同じ歌でも入る感情が変わる日もあるので、面白いです」
屋比久「その日しかないんですよね。滑ったとしても、その滑りすらその日だけのものですし(笑)。トラブルも含めて、その日の自分のコンディションや気持ちによって、同じ曲でも乗せる感情が全然違う日がもちろんある。お客さんの熱量に引き上げられて、こちらが高まる日もありますし...そういう意味で、やっぱり面白いなと思います。生でやることの面白さは、確かにあると思います」
取材・文=川崎龍也 撮影=MISUMI
小池 徹平/ヘアメイク=加藤ゆい(Hair&Make-up fringe) スタイリング=松下洋介
屋比久 知奈/ヘアメイク=武部千里 スタイリング=尾後啓太









