広瀬すずが激情を露わにする生々しいシーンも!木戸大聖岡田将生と共に"歪んだ三角関係"を体現した映画「ゆきてかへらぬ」

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「ゆきてかへらぬ」
「ゆきてかへらぬ」

(C)2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会

「ゆきてかへらぬ」
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(C)2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会

大正13年の京都。まだ芽の出ない20歳の駆け出しの女優・長谷川泰子は、17歳の学生・中原中也と出会う。互いに惹かれ合い、やがて同棲生活を開始。翌年、東京へ移住した2人の家に、文芸評論家の小林秀雄が訪れる。

秀雄は中也の詩人としての才能を誰よりも知り、中也もまた批評の達人である秀雄に認められることを誇りに思っていた。親交を深めていく男たちを前に、泰子は一人置いてけぼりにされたような複雑な気持ちになる。しかしこの出会いで、秀雄は彼女にも惹かれてしまっていた。

「ゆきてかへらぬ」
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(C)2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会

本作のヒロイン・泰子を演じた広瀬といえば、昨年は本作のほか、脚本・坂元裕二と監督・土井裕泰の再タッグ作「片思い世界」、ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの長編小説デビュー作品を実写化した「遠い山なみの光」、大友啓史監督が手掛けた大作「宝島」など、映画だけでも多彩な活躍を見せた。4月10日(金)からはNODA・MAP第28回新作公演「華氏マイナス320°」への出演、秋には凪良ゆうの原作小説を映画化した「汝、星のごとく」の公開も控える。

「ゆきてかへらぬ」
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(C)2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会

難役も演じ分ける広瀬が、本作では2人の才能溢れる男性の間で心揺れ動く女性を繊細かつ大胆に演じている。京都の美しい街並みを背景に煙草を燻らす横顔、日傘を手に水面を見つめボートに揺られる様は、まるで絵画のようだ。若き中也を前にした余裕たっぷりの立ち居振る舞い、ミステリアスで物憂げな瞳に大人の女性の色香を漂わせる。

男たちの仲睦まじい様子に寂しさを覚え、女として愛されながらも自身の夢を叶えようともがく。泰子と中也そして秀雄、出会ってしまった3人は惹かれ合い、奇妙なトライアングルを作るが、中也への激しい愛と秀雄からの静かな愛、その間で泰子は揺れ動く。

嫉妬や怒り、葛藤と狂気...。感情を揺さぶられ、激情を露わにする姿すべてが艶っぽく美しい。2人の男に愛され、傷つき傷つけるたびに、魅力を増していく。その生き様を広瀬が全身で体現した。

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