天海祐希が体現する、強さと背中合わせの脆さ...余命わずかの母親役に挑戦した「ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏」
俳優
母になる自覚が薄いまま出産した明日香を、自分勝手な女だと思いながらシングルファーザーとして奮闘してきた聡。母に会いたくても我慢してきたひとり娘の歩は、自分の本当の気持ちを言えない無口な小学生になっていた。欲しいプレゼントを聞かれ、なんでもいいと答え、有里に会ってほしいという父に無表情で「いいよ」と答える。
偶然、事情を知ってしまった明日香の若い恋人、蓮太郎(要潤)は反対されても会いにいくべきと背中を押し、明日香は高級なバースデーケーキを買い、かつて自分が住んでいた家の前で立ち尽くす。有里と3人でケーキを囲んでいた歩だけが母の気配に気づき、裸足で外に飛び出すが、すでに明日香の姿はない。狼狽する有里は、母親が出ていったのは自分のせいだと歩が自分を責め続けていることを知り、思い悩む。
本作が感動を加速させるドラマになっているのは、迷惑をかけたくないあまり虚勢を張り、周囲の心配に気がつかない女性を演じた天海、熱い性格で娘をいちばんに思っているが、人の気持ちに鈍感な元夫を演じた佐々木、そして、生い立ちから心を閉ざした娘を演じた福田が愛によって成長していく過程を演じた物語でもあるからかもしれない。





阿部寛とのコンビで夫婦の機微を表現した映画「恋妻家宮本」" width="304" height="203" loading="lazy" fetchpriority="high">


