生田斗真演じるニートは、憎たらしいのになぜ憎めない?姪っ子との掛け合いも楽しい「俺の話は長い」シリーズ
俳優
2019年に生田斗真の主演で放送されたドラマ「俺の話は長い」。共演には原田美枝子、安田顕、小池栄子、清原果耶らが名を連ね、生田演じる31歳でニートの主人公・岸辺満とその家族の会話劇を中心に描かれるホームドラマだ。連ドラ版が人気を博し、2025年には「俺の話は長い~2025・春~」も放送された。
大学中退後にコーヒーにハマって起業したものの失敗し、無職となった満。ニートのまま気付けば31歳になり、亡き父が遺した喫茶店を営む母・房枝(原田)と同居して"寄生"しながら生活している。そんな満にも現状を何とかしたいという気持ちはあるが、人より何枚も口が達者ゆえに、屁理屈ばかり言って自分のダメさを誤魔化しながら、ここまでやって来てしまった。そんな満の日常に、ある日、些細な変化が訪れる。それは、姉の綾子(小池)が、マイホームの建て替えのために夫・光司(安田)と娘の春海(清原)を連れて、実家で一時的に暮らすことになったこと。満に就職させようと何かと突っかかってくる綾子を始め、不登校の春海を学校に行かせたり、光司の人知れぬ悩みを聞いたり...と、ニートながらも忙しい満の日常が動き出していく。
■憎たらしいのに、なぜか憎めない...ニートの満を演じた生田斗真
生田が演じている満は無職なのに態度がでかく、実に堂々としたニートっぷりな上に、とにかく口が達者で屁理屈ばかり並べている。自分を正当化し、相手を否定し...と、まさに口から先に生まれてきたような男なのだが、どうしても憎めないところが生田の演技の妙だ。用事を言いつけられても金でしか動かず、たまに親切なことをしているかと思えば小遣い稼ぎのアルバイト。それなのに、たまに芯を食うようなことを言うからハッとさせられるし、そんな満の言葉に救われる人も少なくはない。また、時折かつての夢だった"コーヒー"への未練をチラつかせたり、満なりに変わろうとする姿勢を見せたり、そして何より家族への想いをきちんと持っていることを感じられる瞬間があったりするので、見守りたくなる。屁理屈ばかりに見えて、たまには良いところもあると絶妙な塩梅で感じさせてくれる満を、生田がナチュラルな演技で飄々と演じている。









