望海風斗が"ホームタウン"である横浜で歌う!バラエティに富んだ楽曲とパンチある歌声に酔いしれる「望海風斗Billboard Liveコンサート『MY HOME TOWN』」

俳優

宝塚歌劇団退団後も活躍を続ける望海風斗
宝塚歌劇団退団後も活躍を続ける望海風斗

(C)Billboard Live OSAKA/ハヤシマコ

今、飛ぶ鳥を落とす勢いといえる俳優を挙げるとしたら、真っ先に浮かぶのが望海風斗だ。優れた歌唱力と表現力、圧倒的な華。劇場のセンターに立っただけで空気を変える、そんな空間掌握術に長けている。その上、目鼻立ちがはっきりしたエレガントなルックス!シックな大人の魅力満載で、同時にスケールの大きさを感じさせる、稀有な表現者だ。

元宝塚歌劇団雪組トップスターであり、在団当時から彼女の評判はすこぶる高かった。花組時代に『エリザベート』のストーリーテラーであり悪役ともいえるルキーニ役で頭角を表した。その後、雪組へと組替え。2017年に雪組トップスターとなり、『ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』ロベスピエール役、『壬生義士伝』吉村貫一郎役、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』デイヴィッド・ヌードルス・アーロンソン役など、演技力を活かした幅広い役どころで主演。『f f f -フォルティッシッシモ- 〜歓喜に歌え!〜』のべートーヴェン役を最後に退団した。

■宝塚歌劇団退団後も様々な作品に出演

望海風斗とジャズという贅沢すぎる組み合わせに酔いしれる!
望海風斗とジャズという贅沢すぎる組み合わせに酔いしれる!

(C)Billboard Live OSAKA/ハヤシマコ

退団後も舞台への情熱は変わることなく、次々と話題作に登場している。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』ではムーラン・ルージュの看板スターであるサティーン役。豪華なセットに負けない存在感で、舞台に生きるという意味でも望海自身と重なるはまり役となった。

『エリザベート』は宝塚時代、前述のルキーニだけでなく死のトート役も演じているが、2025年にはついにエリザベート役を務めた。これが素晴らしく、特に後半、追い詰められてエゴの塊になり、孤独で彷徨う様子は圧巻だった。また『マスタークラス』ではストレートプレイに挑戦。辛口でウィットに富んだオペラ歌手マリア・カラスを好演した。この役のためにイタリア語とオペラの発声を学んだという。

着実にキャリアを積んできた望海がビルボードライブ横浜でジャズを歌う。あまりにも贅沢な組み合わせに、ノックアウトされる方も多いだろう。ジャズクラブ、それも望海の出身地である横浜で。十川ヒロコのデザインによる黒の美しいドレスに身を包んだ望海が、時には客席を回りながら十数曲を歌う。ジャズのスタンダード曲「Come on-a My House」「Stardust」から、シャンソンをジャズ調にアレンジした「枯葉」「ラストダンスを私に」、またJ-POPから「First Love」「いとしのエリー」など、曲目もバラエティに富んでいる。

■望海のチャーミングな素顔も見ることができる

(C)Billboard Live OSAKA/ハヤシマコ

ガイズ&ドールズから「Sit Down, You're Rockin' The Boat」が選ばれているのも興味深い。ちょっとしたトークでは、チャーミングな素顔が垣間見えるのが嬉しいところだ。タイトル『MY HOME TOWN』をテーマにしたこのライブ、ラストには横浜市民ならよく知る、驚きのあの曲も!

望海のパンチある歌声に酔いしれるひととき。家で楽しむ際にはぜひジャズクラブを気取って、グラス片手に...といきたい。

文=三浦真紀

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