三谷幸喜ワールドで菅田将暉の個性が炸裂!二階堂ふみ神木隆之介ら共演「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」

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物語は、久部が所属する劇団「天上天下」の面々と揉めている場面から始まる。目を剥き、声を荒らげて劇団員と言い合いをする久部の姿は、アーティストらしい尖った印象だ。「これが演劇なんだよ!」と叫ぶシーンに至っては、絵に書いたような"唯我独尊"の人物に見える。

この争いが原因で、久部は劇団から飛び出すことに。行くあてもなく街をさまよい、神社で膝を抱えてすすり泣いたり、バーでぼったくられたりと、勢いのあった冒頭とは打って変わって哀れで、情けないことこの上ない姿となる。

そんな久部を見て感じるのは、表情やリアクションが舞台劇のようにはっきりしていること。わかりやすい上に"圧"があり、久部の感情が画面全体を使って強く訴えてくるかのようだ。

他の人物も時として演劇を見ているような印象を受けることがあるが、久部は終始そのような印象で、それが強烈な個性となっている。久部が演劇を愛してやまない人物であることが、舞台さながらのセリフ回しやリアクションで表現されている。久部の個性をわざとらしく感じさせず、存在感があって、愛すべき人物に仕上げた菅田の演技とセンスには感服するほかない。

■熱くて泣ける!随所に散りばめられた感動シーンでも、菅田の演技力が光る

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