
2018年放送の本作を今改めて見返すと、現在の2人の活躍に通じるエッセンスが凝縮されていることにも気づく。波瑠はその後も刑事や医療従事者など専門性の高い役を多くこなしているが、本作での"真っ直ぐに真実を追う眼差し"は彼女の揺るぎないアイデンティティとなっている。鈴木も、知性と品格を保ちながらもどこか愛嬌やミステリアスな影を忍ばせる役どころにおいて、本作の鳴海で見せた"浮世離れした美しさと偏執的なこだわり"というバランスをさらに深化させている。
ストーリー面においても、当時の2人が見せた新鮮な衝突は色褪せることがない。むしろ、情報が氾濫する現在だからこそ、一つの文字から真実を紡ぎ出そうとする彼女たちの真摯な姿勢は、より深く視聴者の胸に響くはずだ。また、2026年4月からは「未解決の女 警視庁文書捜査官Season3」がテレビ朝日で放送開始する。日本が誇る実力派女優2人が紡ぐ、上質かつ珠玉のミステリーを、ぜひその目で確かめてほしい。
文=川倉由起子











