「ちるらん」でも注目の松本潤がキャリア30年目で初めて挑んだ医師役!小芝風花の助演も心に残る「19番目のカルテ」

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(C)TBSスパークル/TBS (C)富士屋カツヒト/コアミックス

2024年にドラマ化もされた「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」などの作画を手掛けた富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」を、「コウノドリ」シリーズの坪田文による脚本で映像化した同作。松本はキャリア30年目にして、初の医師役に挑んだ。

穏やかで飄々とした徳重を、松本は全身に柔らかい空気を纏わせて好演。他の科の医師から変わり者扱いされたり厄介者と言われたりしても気にも留めず、総合診療医として患者を助けることにまっすぐな徳重を、原作のイメージそのままに体現している。マイペースな言動で周囲を振り回し、どこか少年らしさも感じられる自由な佇まいだが、患者を前にした時にはたちまち優しいまなざしに。松本は多彩な表情で徳重を魅力的に演じた。

(C)TBSスパークル/TBS (C)富士屋カツヒト/コアミックス

そして、助演として作品を支えているのが、滝野を演じた小芝だ。整形外科に所属しながら、担当患者の不調の原因を見抜けなかったり、"1人の患者に多くの時間を使えない"という上司の考えを理解できなかったりと思い悩んでいた滝野は、徳重との出会いをきっかけに総合診療科に転身。徳重のように患者を救える医師になりたいと、いくつもの課題を乗り越えながら成長していく。そんな滝野の青さと医師としての熱意を、小芝がまっすぐな演技で表現した。

そんな滝野と徳重の掛け合いも見どころ。マイペースな徳重は滝野を先輩らしくしっかりと指導する、というタイプではないのだが、彼女の熱意を信頼して患者を任せる。そんな徳重の指導スタイルにたじろぎながらも、患者と向き合うことを諦めないひたむきさが滝野の魅力だ。

「どんな病気も一瞬で見抜いて治す。そんな魔法みたいなこと、僕にはできない」。作中の言葉通り、徳重は魔法を使えないからこそ、些細な情報の1つも見落とさないよう、目の前の患者に心から向き合い、寄り添うのだ。そのまっすぐさは患者のみならず、周りの医師たちにも影響を与えていく。

"病気ではなく、人を診る"。そんな温かな医師を文字通り好演した松本の演技に注目しながら、観ていただきたい。

文=HOMINIS編集部

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