明治という激動の社会を舞台に、当時まだ知られていなかった看護の世界に飛び込み、傷ついた人々を守るために奔走した型破りな2人のナースの姿を描く連続テレビ小説「風、薫る」。3月より放送中の同作で、見上愛と上坂樹里が演じる主人公に大きな影響を与えることとなる貴婦人・大山捨松を演じているのが多部未華子だ。多部は初登場からドレス姿でダンスを披露するなど、可憐さとかっこよさを併せ持つ捨松を好演している。
6月12日からは杉咲花とW主演を務めるPrime Originalドラマシリーズ「クロエマ」の配信もスタート。同作は「逃げるは恥だが役に立つ」でも知られる漫画家・海野つなみの最新連載作品を、今泉力哉監督がメガホンをとって実写ドラマ化したもの。恋も仕事も家も一度に失った30歳の女性・エマ(杉咲)が、謎めいた資産家・クロエ(多部)の屋敷に辿り着き、正反対の性格の2人がひょんなことから占いの店を始めることになる、というストーリーだ。
長年、確かな演技力で魅せ続け、今年も注目作への出演が続く多部。そのキャリアを振り返ると、俳優デビューを果たしたのは2002年。今年でデビューから25年目、数々の作品で経験を培い、存在感を放ってきたわけだが、そんな多部が今から約20年前、まだデビューから間もない頃に主演を務めたのが2005年制作の映画「ゴーヤーちゃんぷるー」だった。
(C)2005「ゴーヤーちゃんぷるー」製作委員会
竹内紘子による児童文学「まぶらいの島」を映画化した同作。多部は不登校になっている少女・鈴木ひろみを演じている。
東京の中学校に通う15歳の少女・ひろみは、学校でのいじめと、写真家だった父・暁宏(田中隆三)の死が原因で不登校になっていた。幼いときに母・喜美子(風吹ジュン)が家を出て行った上に、海の事故で父まで失い、心を閉ざしてしまっているひろみ。しかし、チャットメールで知り合ったメル友の"ケンムン"(武田航平)には唯一心を開いていた。ある日、ケンムンに誘われたひろみは、彼が暮らしているという沖縄・西表島へと旅立つことを決意する。実はひろみにはケンムンに会うこと以外にもう1つ、西表島へ行くことを決めた理由があった。それは、幼いころに生き別れた母親に会いに行くことだった...。











