舞台『刀剣乱舞』一夜限りの特別公演!荒牧慶彦が小田原城を舞台に華麗に舞う!

「舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原」
「舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原」

プレイヤーである"審神者(さにわ)"が、名だたる刀剣が戦士の姿となった"刀剣男士"を顕現させ、歴史改変を目論む歴史修正主義者から歴史を守る大人気ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」。これを原案とした舞台『刀剣乱舞』は"刀ステ"の愛称で親しまれ、2018年現在、第6作のシリーズが上演されている。そして、2017年11月23日に、神奈川・小田原城で行われた一夜限りの特別公演「舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原」が、日テレプラスでTV初放送される。

「舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原」

(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会

新小田原城への来場者100万人達成を記念して上演された本作は、小田原城天守閣へのプロジェクションマッピングなど、特別なロケーションを生かした演出も大きな話題となった。また、同年12月に行われた「ジョ伝 三つら星刀語り」で活躍した、山伏国広や日本号などの新"刀剣男士"六振りが初お目見えした公演でもある。時間軸としては、第1弾「虚伝 燃ゆる本能寺」と第2弾「義伝 暁の独眼竜」の間の物語にあたり、主(あるじ)の傍に仕える近侍でありながら迷いを払いきれずにいる山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)を中心に、小田原征伐発生前のとある夜の出来事が描かれる。

「舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原」

(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会

主に調査任務を命じられた山姥切国広、へし切長谷部、小夜左文字は、自分たちが本来の目的地ではなく、小田原征伐発生前の小田原に来ていることに気付く。そこで山犬に襲われていた藤原在吉を助けることになる一行だが、彼は長尾顕長の命で山姥切国広を打った刀工の弟子だった。在吉はすでに備前長船長義の刀を持っている顕長が、その写しを作らせようとすることに納得がいかない。尊敬する師匠には、写しではなく自分の刀を打ってほしいという在吉の言葉に、山姥切国広は動揺し、迷いを募らせていく。

「舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原」

(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会

山姥切国広を演じるのは、今や2.5次元舞台のトップランナーの1人である荒牧慶彦。2012年「ミュージカル『テニスの王子様』青学vs比嘉」で本格的に俳優デビューし、舞台『K』やミュージカル『薄桜鬼』などの人気作に次々と出演してきた。本作では、写しであるコンプレックスから抜け出せずに惑い、それでも戦い続ける山姥切国広をひたむきに演じている。公演当日はあいにくの天気で、かなり激しく雨が降る場面もあったが"刀ステ"シリーズ皆勤賞で、山姥切国広を演じ続けてきた荒牧の殺陣(たて)や布さばきは見事なもの。もはや雨風さえもドラマチックな演出の1つに思えてくる。そして、初登場となった山伏国広に対して、普段より少し柔らかい表情や声で接する点にも注目だ。

一夜限りの幻想的な公演は、約70分と本公演に比べて短くなっている。しかし、刀剣男士たちには1振りずつ殺陣シーンが用意されており、個性豊かなキャラクターの魅力を感じることができるはずだ。そして、この時代へ誘われた理由が明らかになるクライマックスは、刀剣男士たちを愛し、モノにも心が宿ると信じる審神者にとって、胸に迫るシーンとなることだろう。

文=中島文華

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放送情報

舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺~再演~
放送日時:2018年12月22日(土)16:00~
舞台『刀剣乱舞』密着スペシャル(前篇・後篇)
放送日時:2018年12月22日(土)18:30~
舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜
放送日時:2018年12月22日(土)19:30~
舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原
放送日時:2018年12月22日(土)22:40~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ

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