伊藤健太郎、初挑戦の時代劇アシガールに「実写化する意味ってこういうことなんじゃないか」

伊藤健太郎
伊藤健太郎

「ごくせん」「デカワンコ」などを手掛ける漫画家・森本梢子が戦国時代を舞台に描いた超時空ラブコメディ「アシガール」。2017年に今注目の若手演者・黒島結菜と伊藤健太郎出演で実写化され幅広い世代から人気を博した話題作がCS時代劇専門チャンネル「時専文庫」に登場する。

6月19日(水)の放送開始を目前に控え、羽木九八郎忠清役を演じた伊藤健太郎を直撃し、あらためて見どころを聞いた。

──「アシガール」のCS放送が始まりますが、率直に今どのような感想をお持ちでしょうか?

「本当にみなさんに愛されている作品ですが、僕にとっても『アシガール』は大事な作品です。なので、『アシガール』をまだ観たことがない方にも観ていただける機会ができたのはすごくありがたいというか、嬉しいですね」

伊藤健太郎演じる羽木九八郎忠清

──「アシガール」で羽木九八郎忠清役として時代劇に初挑戦されました。最初に話が来た時はどのような印象でしたか?

「オーディションで合格して役をいただけた時はすごく嬉しかったのですが、"羽木九八郎忠清は原作ファンの方からの支持がものすごいので、生半可な気持ちでは演じられませんが大丈夫ですか?"と、プロデューサーや監督から結構なプレッシャーをいただいて(笑)」

──ご自身が演じられている忠清と伊藤さんが似ていると感じた部分はありますか?

「当時の戦国武将って戦をする相手のことはあまり考えなかった人が多かったらしいんですが、忠清は戦で勝っても向こうには負けた武将がいて、その武将には家族がいる、みたいに相手のことをすごく考えられるんです。そうした命に対する考え方とかはすごく共感できますし、忠清って意外と現代の人に近い思考を持っていると思います」

──実際に時代劇に初挑戦されてみていかがでしたか?

「やっぱり面白いですよね。座り方や立ち方とか細かいところが現代とは違っていたりしますが、そこが一番難しかったかもしれません。ただ一つやらかしてしまったことがあって。『アシガール』で立っている時は拳を握っているのですが、別の作品を撮影中も同じように自然と握っていた時は"やばい、でちゃってるな"って思いました (笑)」

伊藤健太郎と黒島結菜演じる速川 唯

──原作ファンの多い作品ですが、忠清を演じられた際にどのような意識をお持ちでしたか?

「そうですね。原作の忠清はまったく意識しませんでした。これは『アシガール』に限らずですが、やっぱり実写化する上でそこで全く同じものにしてしまったら実写化する意味がなくなっちゃうんじゃないかって思うんです。根本の部分は同じでも実写化によってまた違った忠清の姿を、漫画の中では見せられない姿を表現できるように力を入れました」

──冒頭で「アシガール」は伊藤さんにとっても大事な作品と伺いましたが、どの辺りでそう感じられていますか?

「今でも時代劇を演じる時にやっぱり思い出しますし、時代劇のこともですが、忠清からも唯ちゃん(速川 唯)からもいろいろなことを学びました。それに連ドラの放送が終わったぐらいの時にイベントがあったんです。そこで僕のことを何で知ってくれたか作品名を順に挙げて聞いたら、『アシガール』で9割ぐらいの方が手を挙げてくれて。そこまでいくとこっちも"えー"って感じですよね(笑)」

──多くのファンの方に知ってもらえた作品でもあるわけですね。ファンの方からは忠清について何か感想などはありましたか?

「"健太郎さんの演じる若君が好きです"って言われました。これはすごく嬉しいことで、漫画の忠清じゃなくて、僕が演じたことで生まれた忠清を好きになってくれている。実写化する意味ってこういうことなんじゃないかと思います」

──それでは初めて見る方へ「アシガール」のストーリーや伊藤さんの演技の見どころを教えてください。

「現代から戦国時代にタイムスリップして、そこで恋に落ちるっていうファンタジー要素が満載の作品で、黒島結菜さんが演じる唯ちゃんの愛がすごく素敵で、僕はあの愛の形が大好きです。少しずつ距離が縮まって、だんだんとお互いにとって大事な存在に変わる2人の距離感は、見ていて素敵だなと思います。あと、僕の演技は1話と12話では結構違うと思うんです。実は5話あたりの収録中に1話が放送されたのですが、それまでに自分ではちゃんと忠清になれていると思っていたんです。でも "忠清になり切れていない"と各所から言われていて。オンエアを観ると、自分の中でデキがすごく酷かったのですごくショックを受けました。だから5話あたりから少しは見せられるものになったのかなとは思っているのですが()、僕と忠清が徐々にリンクして行く過程を楽しんでいただければ」

文=安藤康之 撮影=青木早霞(PROGRESS-M) ヘアメイク=伊藤ハジメ スタイリスト=池田友紀
衣装協力=・シャツ・パンツ・ベルト:EEL ProductsEEL Products Nakameguro 03-6303-0284)・シューズ:Honour Ovation(株式会社モスコ 03-6427-7631

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放送情報

【時専文庫】「アシガール」
放送日時:2019年6月19日(水)22:00~
※毎週(水)22:00~ほか
チャンネル:時代劇専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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