伊藤健太郎が『弱虫ペダル』の撮影を回顧「永瀬(廉)くんと道路に倒れ込むみたいな...」

伊藤健太郎
伊藤健太郎

全サイクリストが出場を夢にみる世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」。今年の6月下旬に開催予定だった第107回大会は新型コロナウイルスの影響で延期となり、8月29日(土)からの開催が決まった。J SPORTS4では、8月27日(木)のチームプレゼンテーションから全21ステージを生中継で放送する。

今回、自転車ロードレースに懸ける高校生たちの青春を描いた映画『弱虫ペダル』(8月14日全国公開)に出演する伊藤健太郎のインタビューが到着。自転車競技の魅力や自転車競技者を演じて大変だったこと、自転車に乗って走ってみたい場所などについて語ってくれた。

映画『弱虫ペダル』に出演する伊藤健太郎

――ロードバイクに乗った感想は?

「競技用自転車というものが初めての経験だったので、クランクインの前からみんなで練習させてもらいました。最初は楽しい方が大きかったのですが、練習が進んでいくにつれて普段使わない筋肉やお尻の座る部分が痛くなってきて大変でした。でも、山を登った後だったり、坂を思い切り下っている時の気持ち良さというのはすごくありました」

『弱虫ペダル』より

©2020 映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008

――自転車競技者を演じる上で大変だったことは?

「激坂(勾配の激しい坂)を上るシーンがけっこうあるんですけど、そのシーンはしんどいお芝居とかではなく、本当にしんどい顔や自転車を漕ぐ姿になっています。映像になると本当に素敵なものになっているのですが、撮影中は『これはなかなかキツいな...』ということが多くありました。永瀬(廉)くんと走った後などは、大体2人で自転車から降りて、そのまま道路に倒れ込むみたいな...(苦笑)。けっこう死ぬ気でやっていましたね」

――逆に楽しかったことは?

「やはり、チームメートのみんなと一緒に走っている時とか、ゴールした後などのしんどいところを乗り越えた後というのは、達成感があってすごく楽しいなという感覚がありました」

――自転車競技の魅力はどんなところに感じましたか?

「自転車には1人で乗っているけど、チームスポーツなんです。僕自身、学生時代にバスケットボールをやっていたので仲間と一緒に何かを成し遂げるということが好きで、そういったチームスポーツならではの魅力というのはすごく素敵だなって思います」

――自転車で走ってみたい場所は?

「撮影では海の近くを走ることが多かったので、それこそ『ツール・ド・フランス』じゃないですけど、ニースとか!自転車って、乗っていると景色がすごく目に入ってきて空気感をすごく感じるので、やっぱり景色が良いところになってしまいますね(笑)」

――映画で演じられた今泉俊輔はチームのエースですが、伊藤さんが考えるエースとはどのようなものでしょうか?

「チームの中ではキャプテンという存在もいて、キャプテンは全体を見なければいけないところがありますが、エースは『自分が崩れたら終わり』というような勝負においての責任感が強いんじゃないかなって思います」

――もしご自身が自転車競技に出場するならチームのどの役割を務めたいですか?

「やっぱりエースがいいですね。自分でゴールテープ切りたいですもん!責任も大きいですが、性格的に追い込まれた方がより良いパフォーマンスができると思うので」

取材/写真提供=J SPORTS 文=原田健
メイク=伊藤ハジメ スタイリスト:前田勇弥

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放送情報

ツール・ド・フランス2020
放送日時(前編):2020年8月29日(土)20:35~
チャンネル:J SPORTS 4
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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