高畑充希が異色の主演ドラマを語る「芸術の審美眼がテーマで興味深い作品でした」

高畑充希
高畑充希

美術キュレーターの肩書きを持つ小説家・原田マハが、その腕を存分に発揮した小説「異邦人(いりびと)」。美術界を舞台に人々の思惑が交錯するミステリーを、WOWOWプライムで「連続ドラマW いりびと-異邦人-」として初の映像化。美術館の副館長で、類まれなる審美眼を持つヒロイン・篁菜穂を高畑充希さんが演じる。

「最初小説を拝読した時は、絵を買う人に焦点を当てた作品ってあまり見たことがなく、芸術の審美眼という形のないテーマをどうやって映像で描くんだろう?と興味深く感じました。台本になると、菜穂のキャラクターが簡単にはとらえることのできない人物になっていたので、現場で萩原健太郎監督(映画『サヨナラまでの30分』('20年)他)に相談に乗っていただきながら役を作っていきました」

「連続ドラマW いりびと-異邦人-」について語った高畑充希
「連続ドラマW いりびと-異邦人-」について語った高畑充希

妊娠により画商の夫・一輝(風間俊介)の住む東京の喧騒を逃れ、京都のホテルに長期滞在する菜穂は、日本画の大家・照山(松重豊)に師事する無名画家・樹(SUMIRE)の才能に出会い衝撃を受ける。

「今年の初夏に京都ロケをしました。大阪出身なのでなじみはありましたが、あまり観光もできない状況でしたから、人が少なく、すごく不思議な空気感でした。ちょうど新緑が美しい季節で、東京より緑の色数が多い気がしましたね。そういうロケーションもすべて画面に映っていますし、とても心地よく撮影できました」

菜穂は京都画壇特有の暗黙のルールに戸惑い"異邦人"的感覚を味わうのだが、高畑さんはそこにも興味を覚えたという。

「今回は空き時間に地元の人とちょっとお話しできる機会も多かったんです。一見さんお断りの店が多い町らしく最初の一歩は難しいんですが、輪の中に入ってしまえばすごく良くしてくださるんですよ。遠回しに物事を伝えるような、ヒヤッとする部分も、私は面白い文化だと思います。劇中でもそういうセリフがたくさん出てきます。私自身も、撮影で1ヶ月半ホテルに泊まっていると、知らず知らずにストレスが溜まって、家のベッドで寝たいと思ったりしたので、菜穂と気持ちがリンクしたところもありましたね」

今作を通じて、高畑さん自身も美術の見方が変わったそう。

「撮影で日本画やモネの『睡蓮』など名画をたくさん鑑賞できました。日本画は置かれた周りの空間も含めて見るものだと、原作の原田さんに教わり、とても勉強になりました。私はまだ入口にも立てていないですが、見方を知ると深く感じられるものがさらに増えるんです。美術は本当に奥深い世界だと感じました」

「連続ドラマW いりびと-異邦人-」より
「連続ドラマW いりびと-異邦人-」より

たかはた・みつき●'91年12月14日生まれ、大阪府出身。「ピーター パン」 や 「奇跡の人」 など多くの舞台に出演し、NHK連続テレビ小説 「とと姉ちゃん」('16年)、映画 「明日の食卓」('21年)など映像の世界でも活躍。'22年夏には、ミュージカル「ミス・サイゴン」でのキム役が決定している。

撮影=SHIN ISHIKAWA(Sketch) 取材・文=magbug
スタイリスト=番場直美 ヘアメーク=犬木愛(AGEE)
衣装協力=ブランドニュース、アトリエダブリュ、ホワイトオフィス

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放送情報

連続ドラマW いりびと-異邦人-
放送日時:2021年11月28日(日)22:00~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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