昭和懐古に抱腹絶倒も!吉田潮が語る、市原隼人主演のドラマ「おいしい給食」の魅力

「おいしい給食」より
「おいしい給食」より

育ち盛りの子供のために、栄養バランスと必要なカロリーを考慮しつつ、予算内に収める究極のメニューである「給食」。給食が傑作ドラマになるなんて想定外!

舞台は1984年。常節(とこぶし)中学校の教師・甘利田幸男は給食が大好き。母親の作る料理がまずいため、給食は彼にとって最高のご馳走そうだ。生徒にも教育にも部活動にも一切興味がない。無口で厳格な教師と思われているが、実は給食のことしか考えていない。給食を食べるためだけに学校に来ているようなもの。

甘利田を演じるのは熱量の高さを誇る市原隼人。当時の教師がこぞって穿いていたスラックスに妙な柄のネクタイを身に着け、見事な変人教師っぷり。給食を偏愛する脳内妄想の名言と機敏な動き、断続的に見せる真顔と変顔が抜群に面白いのだ。

給食前の校歌斉唱はこぶしを振り回して歓喜の舞、脳内では食の蘊蓄をひとり漫談。ただし大人の教師としては給食好きを隠して、無関心を装っている。

80年代ノスタルジー×市原隼人の熱量に腹筋崩壊
80年代ノスタルジー×市原隼人の熱量に腹筋崩壊

そんな甘利田には苦手な生徒がいる。問題児ではないが、常に不敵な笑みの神野ゴウ(佐藤大志)だ。彼は給食をよりおいしく食べる方法を常に模索。竜田揚げや白身魚のフライはパンに挟んでドッグに、ミルメークはジャムを加えてシェイカーで撹拌、揚げパンはアルコールランプでチーズフォンデュに...。

毎回斬新な奇策を生み出す神野。彼の不可解な行動が全て給食のためと知った甘利田は、一目置くようになる。この2人は給食愛を競うライバルであり、心通わせる同志にもなる。

グルメモノではないが、確実に食欲と懐かしさに襲われ、しかも抱腹必至。嗚呼、揚げパンとソフト麺、また食べたい...。

文=吉田潮

よしだ・うしお●'72年生まれ。ドラマ好きのコラムニスト兼イラストレーター。週刊誌や新聞でテレビ・ドラマ評を執筆。時々テレビにコメンテーターとして出演。著書「くさらないイケメン図鑑」など著書多数。ネコ2匹と同居中。

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放送情報

おいしい給食
放送日時:2021年12月25日(土)11:30~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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