名だたる刀剣が戦士の姿となった"刀剣男士"と呼ばれる個性豊かなキャラクターとして登場し、歴史上の戦場を駆けめぐりながら部隊を編成・育成していく大人気シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」。その舞台版は、伏線が張り巡らされた物語や、見ごたえのある殺陣などが話題を呼び、"刀ステ"の愛称で親しまれている。そんな大人気シリーズの第10弾「舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵-大坂冬の陣-」が1月29日(土)に日テレプラスでTV初放送となる。
2021年1~3月にかけて上演された本作は、同年4~6月に続けて上演された「舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-」と合わせて、刀ステシリーズ初の2部作構成となっている。客席が360度回転するIHIステージアラウンド東京が会場ということで、その特徴を存分に活かした演出や、かつてない臨場感を味わえる殺陣など、見どころが満載だ。
今回の出陣先は、戦国時代最後の戦いとなる大坂の陣。歴史改変を防ぐため、この時代にやってきた一期一振、鯰尾藤四郎、骨喰藤四郎、山姥切国広、加州清光、宗三左文字の6振りは、豊臣と徳川それぞれの陣営に分かれて偵察を進める。徳川陣営では謎の刀剣男士・太閤左文字の姿が。さらに真田丸では、かつて小田原の地で戦った弥助が、刀剣男士たちの前に再び姿を現す。
刀ステシリーズ初出演ながら今回主演を務めたのは、一期一振役の本田礼生。これまで数々の人気作に出演し、「MANKAI STAGE『A3!』」の斑鳩三角役や、舞台「鬼滅の刃」の冨岡義勇役などで知られる実力派だ。本作では、記憶がない一期一振の葛藤を丁寧に表現。弟である鯰尾藤四郎、骨喰藤四郎の前で見せる兄らしい表情や、抜群の身体能力から生まれる力強い殺陣も見どころ。
また、今回満を持して登場した刀剣男士が加州清光だ。山姥切国広と同じ、原案ゲームでは最初に本丸に迎え入れることができる刀剣男士のうちの1振りで、人気も高い。そんな加州清光を演じるのは、ミュージカル『薄桜鬼』の斎藤一役や、舞台『東京リベンジャーズ』のマイキーこと佐野万次郎役で知られる松田凌。松田はプレッシャーが大きいであろうこの役どころを堂々と演じきった。とくに、徳川家康とのシーンは凄みすら感じるほど。
そして、刀ステシリーズを支える荒牧慶彦は、本作は「悲伝 結いの目の不如帰」より前の物語とあって、成長途中の山姥切国広を見事に表現している。加州清光と山姥切国広の信頼関係が伝わってくるやりとりにも注目だ。
刀ステ史上最大のスケールとなった本作のかつてない迫力・キャストの熱演を、本放送でぜひ体感していただきたい。2.5次元舞台をけん引する大人気シリーズの、さらなる高みを目指した挑戦に注目だ。
文=中島文華
放送情報
舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-
配信日時:2022年1月29日(土)20:00~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
詳しくはこちら