深田恭子、「天使コス」で魅了...セリフが一切ない、まるで猫のような「癒し」のキャラクター

「天使」
「天使」

(C)2005「天使」製作委員会

昨年デビュー25周年を迎えた女優・深田恭子。劇場版も公開された近年の代表作「ルパンの娘」シリーズでは、年齢を重ねても変わらないキュートな魅力を発揮し、ボディスーツなど体のラインが露わになるセクシー衣装も難なく着こなしてきた。そんな彼女が、ふわふわの羽を持つとびきりキュートな天使役に扮した作品が、2006年に公開された映画『天使』だ。

■「神様、もう少しだけ」や、初の主演映画『死者の学園祭』で見せた10代の輝き

1996年、「第21回ホリプロタレントスカウトキャラバン」グランプリを獲得し、芸能界デビューを果たした深田。そんな彼女が一躍脚光を浴びたきっかけと言えば、援助交際の末にHIVに感染する女子高生というショッキングな役柄に挑んだ「神様、もう少しだけ」(1998年)だ。当時20代半ばだったアジアの大スター、金城武と繰り広げた純愛も話題を呼び、2人の70秒にも及ぶ長尺のキスシーンは、今も語り継がれる伝説の名シーンとされている。

初々しい深田恭子の制服姿が眩しい初主演映画「死者の学園祭」
初々しい深田恭子の制服姿が眩しい初主演映画「死者の学園祭」

(C)2000「死者の学園祭」製作委員会

2000年には、赤川次郎の同名原作小説を映画化した学園ミステリー『死者の学園祭』で映画初主演。深田はいわく付きの舞台を上演しようとして不可解な事件に巻き込まれる高校演劇部部長を熱演し、主題歌「How?」も担当するなど、10代で幅広いキャリアを築いていく。

■『下妻物語』のロリータ少女に続いて挑んだ、まるで猫のような"天使"役

そして、ロリータ少女・桃子を演じ、女優として大きな転機となった映画『下妻物語』(2004年)を経た深田が、次の映画作品として主演した役柄が"天使"のキャラクターだ。

人気漫画家・桜沢エリカの原作を基にした『天使』は、「Nのために」や「最愛」といった人気ドラマも多数手がける奥寺佐渡子の脚本により映画化。東京で暮らし、恋愛や家族、友人との関係に悩む人々のもとに神出鬼没な"天使"が現れ、彼らの心を癒やしていく――という心温まるファンタジー作品だ。

「天使」
「天使」

(C)2005「天使」製作委員会

深田演じる"天使"が、とにかく可愛らしい。当時すでに数々の代表作があり、人気女優の仲間入りを果たしていた深田だが、実年齢はまだあどけなさも残る23歳。そんな彼女が純真無垢で気まぐれなキャラクターを好演しており、美しく整ったちょっと童顔のルックスに、動くたび軽やかに羽が揺れる真っ白な"天使コス"が見事にマッチ。長いキャリアの中でコスプレ感のある衣装も数多く披露してきた深田だが、"天使コス"のキュートさは異次元だ。

この作品では、"天使"らしい非日常性を感じさせるため、深田は一切のセリフを口にしていない。その代わり、豊かな表情と仕草で人々の悲しみや喜びに寄り添う天使の喜怒哀楽を体現してみせた。

愛嬌たっぷりで、そばを飛びまわっていたかと思えば、ふと気づくとどこかに姿を消してしまっている。そんな気まぐれなキャラクターは、まるで猫のよう。くるくると変わる表情も、突拍子のない行動も、つい目で追いかけてしまうチャーミングな魅力に満ちている。

「天使」
「天使」

(C)2005「天使」製作委員会

空間を自由に飛びまわる様子も、ブランコやワイヤーを使って巧みに表現されている。どこか夢を見ているような、ふわふわした温かい雰囲気に包まれた"天使"。それは、唯一無二のヒロイン力を持ち、長きにわたり活躍する深田ならではのハマリ役だろう。16年前の深田が見せた"天使"の輝きを、今一度味わってみてはいかがだろうか。

文=酒寄美智子

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放送情報

天使(2006年)
放送日時:2022年8月6日(土)16:15~
死者の学園祭
放送日時:2022年8月6日(土)18:15~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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