深田恭子が映画初主演・主題歌を担当! その初々しい演技に注目の映画『死者の学園祭』

深田恭子が映画初主演を果たした作品「死者の学園祭」がWOWOWで放送される。赤川次郎の同名小説を映画化した本作は、ある学園で起こる不可解な死の真相を探る中で、深田が演じる女子高校生・真知子が学園の闇に迫っていくミステリーだ。

物語は、ある女子生徒の自殺から始まる。手塚学園の女子生徒・由子(黒澤優)は、学園に伝わる悲恋の物語を基に「青い瞳の天使」という演劇の台本を書くが、上演を前に校舎から身を投げてしまう。由子の親友である真知子(深田恭子)は、学園側の反対を押し切って「青い瞳の天使」を学園祭で上演することに。演劇部の友人たちと共に練習に精を出すが、真知子のクラスに転校生の神山(内田朝陽)がやって来た時期を境に、真知子の友人らが謎の死を遂げるなど不可解な事件が起こり始める。彼女が友人らの死の真相を探る中で、「青い瞳の天使」の基となった悲恋の物語の全貌と、学園に潜む闇が明らかになっていく。

深田はこの作品で映画初主演を務めただけでなく、主題歌の「How?」も担当し、劇中では幼いころから習っていたピアノの腕も披露した。女優として1997年にドラマでデビューした深田は、1998年のドラマ「神様、もう少しだけ」(フジテレビ)でHIVに感染した高校生を体当たりで演じ脚光を浴びることになる。映画公開の前年である1999年には歌手デビューを果たし人気上昇中だった彼女にとっては、満を持しての映画初主演作といえるだろう。

本作で深田が演じるのは、親友が遺した台本を学園祭で演じるために奔走する高校生・真知子。深田のイメージどおりである明るくかわいい生徒ながらも、相次ぐ級友の死に心を痛め真相解明を決意するという役どころだ。高校生ながら道ならぬ恋に身を焦がすという点では、「神様、もう少しだけ」で演じた少女・真生に通ずるものがある。

真知子はただ明るいだけではなく、痛ましい事件が続く中で複雑な思いも抱えていく。そんな中でも真っ直ぐな感情を大人たちにぶつける深田の演技は、まだ初々しさが残りつつもハッとさせられるような場面もある。特に注目すべきは、演劇部である真知子らが親友の遺した「青い瞳の天使」を学園祭で演じる、劇中劇のシーン。物語の鍵を握る演劇の上演であるだけに重要な場面であり、また深田にとっては作中の人物・真知子として演劇の人物に扮するという、二重に役を演じるシチュエーションとなった。それまでの明るい真知子とは違い、舞台上の真知子が見せる真剣な眼差しには、女優・深田恭子の成長が感じられるはずだ。

深田は映画初主演を果たした本作で、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。そして2004年の映画「下妻物語」で毎日映画コンクールの主演女優賞を受賞し、女優としての歩みを着実なものにしていく。そんな過程の中で本作は、深田にとって成長の第一歩となった作品だといえるだろう。

文=本永真里奈

放送情報

死者の学園祭
放送日時:2022年10月8日(土)06:45~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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