荒牧慶彦と水江建太の掛け合いも見どころ！探し物専門の探偵業を演じた「たびくらげ探偵日記」

舞台「MANKAI STAGE『A3!』」、や「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage」で共演経験のある、荒牧慶彦と水江建太がダブル主演を務めて話題となったオリジナルドラマ「たびくらげ探偵日記」。荒牧と水江は期間限定ユニットプロジェクト"まっきーとけんた"としても活動しており、今年1月に放送された本ドラマでは、デビュー曲「Calling...」のDRAMA CLIPで描かれた『探し屋たびくらげ』（「KING AMUSEMENT CREATIVE」公式YouTubeチャンネルで公開中）の別時間軸のストーリーが展開される。

"まっきーさん"こと坂牧洋平と、"けんた"こと滝本謙太は、キャンピングカーで日本中を旅しながら、「探し屋たびくらげ」という探し物専門の探偵業を営んでいた。「ひったくりに奪われた思い出の品を探してほしい」「いなくなった旅館の後継ぎ息子の居場所を見つけてほしい」など、その依頼内容は多岐にわたる。勘が鋭く、腕っぷしも強い所長の坂牧を、パソコンやSNSといったデジタル面に強い滝本がサポートし、さまざまな依頼を解決していく2人。そんななか、坂牧と滝本を追う男たちの姿が......。さらに、坂牧がとある人物を探してこの仕事を始めたことが明らかになっていく。

坂牧を演じるのは、舞台『刀剣乱舞』の山姥切国広役などで知られ、近年はバラエティや情報番組に出演するなど活躍の場を広げる2.5次元舞台のトップスター・荒牧慶彦。今回は、淡々と足で情報を集めて依頼に取り組むクールな坂牧を、魅力的に表現している。滝本にも一線を引くなどミステリアスな部分がある役だけに、物語後半でその過去や本心が明らかになっていくシーンはとくに目が離せない。怒りや憎しみに顔を歪めたり、とある人物へ柔らかい雰囲気で接したりと、いろいろな表情を見せてくれるのだ。

そんな坂牧の相棒である滝本役は、舞台「MANKAI STAGE『A3!』」の摂津万里役で脚光を浴びて以来、次々と話題作に出演している水江建太。水江は、パソコンやスマホを駆使して情報を集める、イマドキの若者らしい滝本をのびのびとナチュラルに演じている。時にドライすぎる坂牧に滝本がツッコミを入れるなど、2人の掛け合いも観ていて楽しく、それを演じる荒牧と水江の信頼関係も伝わってくるようだ。

坂牧がキャンピングカーで日本中旅するきっかけとなった重要人物を、ミュージカル界の新星・岡宮来夢が演じ、『ゴールデンカムイ』の尾形百之助役や『呪術廻戦』の七海建人役で知られる声優・津田健次郎が、滝本に接近する謎の男・ムトウ役で参加。彼らがどう物語に関わってくるのかも注目だ。

2.5次元舞台とはまた違った魅力を、オリジナルドラマで遺憾なく発揮した荒牧と水江。主題歌やエンディングにも"まっきーとけんた"の楽曲が使用されており、俳優、そしてアーティストとしての2人を堪能できる作品となっている。

文＝中島文華

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