7つの人格を演じ分ける演技力がさすが！中村倫也主演のミステリー映画「水曜日が消えた」

2022年7月から9月に放送されていたドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます？―」で有村架純と共演し、クールなのにどこか抜けていてかわいい弁護士役を好演した中村倫也。そんな中村の魅力、演技力がたっぷり堪能できるのが2020年に公開されたファンタジックでミステリアスな映画「水曜日が消えた」だ。

本作の脚本、監督を手がけたのは「君の名は。」にCGクリエイターとして参加した吉野耕平。中村が演じるのは交通事故により曜日ごとに人格が入れ替わるようになってしまった主人公で、1人の人間の中に7人の人格が存在しているわけだから、シチュエーションとしてはかなり怖い。しかし、オープニングの少年時代の事故を思わせるシュールな映像は、そういう映画ではないのかも？と思わせるほど綺麗だ。実際、本作には別人格が事件を起こしてしまうような物騒な出来事は起こらない。多才ながらもどこか平均的な感覚を持っている俳優・中村倫也だからこそ、この不思議な物語に登場する7つの人格の主人公を演じられたのだろう。

■１週間で一番地味な"火曜日の僕"の戸惑い

この記事の全ての画像を見る