羽生結弦の圧倒的な存在感!プロとしての「覚悟」に満ち溢れたワンマンショー

「羽生結弦アイスショー・プロローグ in HACHINOHE」(テレ朝チャンネル1)
「羽生結弦アイスショー・プロローグ in HACHINOHE」(テレ朝チャンネル1)

プロスケーターとして新たな船出を飾った羽生が、次なるステージへと向かう「序章」として今改めて振り返りたいステージが、プロ転向後初のワンマンアイスショーとなった「プロローグ」の千秋楽・八戸公演「羽生結弦アイスショー・プロローグin HACHINOHE」(八戸公演2日目/2022年12月3日)だ。

■プロスケーター、羽生結弦の"序章(プロローグ)"とは?

11月から12月にかけて催された「プロローグ」は、羽生自身が名付けたタイトルの通り、新たに幕を開けたプロスケーター人生の"序章(プロローグ)"的な位置づけ。羽生自ら考案した演目をたった一人で滑り切るという、プロとして活動していくことへの熱い想いと覚悟を表明するかのような特別なアイスショーだ。

東日本大震災で練習場を失った彼に、手を差し伸べた"縁の地"である八戸での公演は、競技会を思わせる6分間の練習で幕を開けると、平昌五輪金メダルを獲得した名プログラム「SEIMEI」で演技がスタート。その後も、「ロミオ+ジュリエット」やジャスティン・ビーバーのナンバー「Somebody to Love」、自身で初めて振り付けを考えたという「いつか終わる夢」、エキシビションで使用してきた名曲「春よ、来い」など、これまでのスケーター半生を振り返るような印象深いプログラムがズラリと並ぶ。

■津軽三味線の生演奏とのコラボも!90分間を1人で滑り切る"凄み"に満ちたステージ

さらに、会場内のリクエストに応えて披露した「悲愴」や、中村滉己による津軽三味線の生演奏と共に滑った「CHANGE」など多彩な演出も充実。アンコールではソチ五輪のショートプログラムで使用した曲「パリの散歩道」も披露された。

多彩な4回転ジャンプやトリプルアクセルといった高難易度のジャンプを連発し、ビールマンスピンを交えたハイレベルな演技で観客を魅了した羽生。90分間という時間を1人で滑りきるという離れ業を全力でこなす姿からは、フィジカル面での充実ぶりはもちろん、"プロ"としての並々ならぬ覚悟が改めて伝わってくる。

幕張公演を皮切りに5月から6月にかけて全国を巡る「ファンタジー・オン・アイス2023」にも出演することが決まっており、フィギュアスケートの新たな表現を追求し続ける羽生結弦。今後もどのような演技を氷上で見せてくれるのか?さらなる進化に期待したいところだ。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る

放送情報

羽生結弦アイスショー・プロローグ in HACHINOHE (八戸公演2日目/2022年12月3日)
放送日時:2023年3月26日(日)18:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物