世界での経験を経て、長谷部誠がJリーグへ対する印象とは?「みんなでやっていけたら、すごく明るい未来が待っているんじゃないかな」

「J リーグ・ラボ #135」より
「J リーグ・ラボ #135」より

――野々村チェアマンのJリーグに期待することはありますか?

「僕はJリーグに対しては、現状でも非常にポジティブな印象を持っていて、これだけ環境の整ったリーグっていうのは世界に探してもやっぱりなかなかないと思うんですよね。僕はサッカー界にいて、サッカー界の友人も知り合いもたくさんいる中で、いろんな話をしている中でも、Jリーグに関わる方々は本当に『Jリーグを良くしていこう。そして日本サッカーが強くなるため、良くなるために』っていうのをすごく考えて、日々取り組んでくれる方も本当に多いと思うんで、そういうものをポジティブにとってます。もちろんこれまでのJリーグが出来て30数年、これからの方がより成長していくというところでは難しい部分はあると思うんですけど。でもそれを関わる関係者みんなでやっていけたら、すごく明るい未来が待っているんじゃないかなと思います」

――長谷部さんの活動について、収録では「U-21からなかなかトップに上がるのはまた難しい」という話がありましたが、そのような中で今シーズンはどのようなアプローチをしていきたいですか?

「自分の役割っていうのは、やはりこのポストについた意味っていうものをしっかり考えなければいけないと思っていて。そういう意味で言えば、やはり自分の経験。若手選手たちがじゃあこれから先、トップチームで活躍するためにどういうことをしていくか、していかなければいけないかってことをしっかりと伝えていかなければいけないと思っています。そういうものは実際、これから先結果で見えてくるものと思ってるので、その今しっかりとやっていきたいなと思います」

――選手活動だけではなく個人としてユニセフの活動や、メディア出演やスクールなど、いろいろ取り組まれていますが、セカンドキャリアのスタートラインに立ってみていかがですか?

「いや、正直まだふわふわしますからね。あのやはりプロ生活が22~23年間ぐらいあったので。そこからそれが終わって、まだ自分が果たしてどこに向かうがいまいちつかめてない部分もあるので。これからいろんなことにチャレンジしながら、その中でいろんなものが見えてくればいいなとは思ってますね」

――次は選手ではなく指導者としてご自身で引っ張っていくなど、今後の展望について教えてください

「引っ張っていくみたいなのは、全然ないんですけど。僕の場合は、やはりアイントラハト・フランクフルトというクラブで十年プレイして、クラブから信頼というものを勝ち取り、今回こうしてチームに残ってくださいというオファーをいただきましたし、U-21のコーチというオファーをもらったと思うので、この縁は大切にしてきたいです。ドイツでは僕は外国人ですから。外国人の人間がそういうポストになれるというのもなかなかないところだと思うんで、まずは自分がどれだけできるかっていうのをやっていきたいなと思っています。あまり先のことは考えすぎずに、一歩一歩しっかりとやっていきたいなと思います」

文=HOMINIS編集部

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放送情報

J リーグ・ラボ #135
放送日時:2024年7月31日(水) 19:00〜
チャンネル:スポーツライブ+
※放送スケジュールは変更となる場合があります

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