超人ハルク・ホーガンが日本でもおなじみのライバルと共演したお宝映画!

『ゴールデンボンバー』
『ゴールデンボンバー』

プロレス出身の映画スターと言えば、ドウェイン・ジョンソンの名前がまず浮かぶ。『ワイルド・スピード』や『G.I.ジョー』シリーズにも出演し、2016年の"世界で最も稼いだ俳優"に輝いた彼は、映画界で活躍する前、ザ・ロックとしてプロレス界で一世を風靡。90年代から日本のプロレスファンにも知られる存在だった。

プロレスラーが映画で活躍するというジョンソンのような形の草分け的存在は、ハルク・ホーガンだろう。80年代前半、新日本プロレスを主戦場にしていたホーガンが、アメリカで圧倒的な人気を集めるようになったのは、映画がキッカケだった。

(C) 1989 SHANE DISTRIBUTION COMPANY, INC. All Rights Reserved.

1982年に『ロッキー3』に出演。シルベスター・スタローン演じるボクサーのロッキーとチャリティーの異種格闘技戦で対戦するプロレスラー、サンダー・リップス役だった。これで大きな注目を集めたホーガンは、WWF(現・WWE)の全米進出路線に乗り、アメリカを代表するプロレスラーにまでのし上がる。80年代後半からは俳優活動にも力を入れ、数々の映画に出演。今回放送される『ゴールデンボンバー』もそんな時期に製作された作品である。ホーガンはプロレスラー役で主演。日本のリングで数々の激闘を繰り広げてきたライバルのスタン・ハンセンと共演を果たしており、ラブロマンスにまで挑戦している。

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役者としてのホーガンの知名度はそこまで高くはないが、レスラーとしてはアメリカを席巻した。テーマ曲は「リアル・アメリカン」。湾岸戦争時に、"フセインに魂を売り渡した軍人"サージェント・スローターをプロレスのリングで迎え撃ったのも、当然ホーガンだった。

その後、WWEから離脱&復帰を繰り返したが、いつの時代でも存在感を発揮。悪役に転じてハリウッド・ハルク・ホーガンを名乗ったり、覆面レスラーのミスター・アメリカに変身したこともあったが、どんな時でもホーガンは常に"アメリカ"を代表するレスラーだった。

2002年に実現した前述のザ・ロックとの一騎打ちは未だに語り草だ。圧倒的ベビーフェイス(善玉)の新スター・ロックと、他団体から復帰したヒール(悪役)のベテラン・ホーガンというのが試合前の図式。しかし、ホーガンに声援が集中し、ロックには激しいブーイングが飛んだのだ。映画的に言えば、ジョンソンが演技力でも名声でも圧倒しているが、プロレス的に言うならば、ホーガンが存在感で凌駕していたのだ。

2000年代後半から、ホーガンは没落の道を辿る。奇しくもその舞台はリング上ではなく、映像の世界だった。リアリティショーでプライベートを晒し、トラブル続きとなると、17歳の息子が飲酒運転で交通事故を引き起こしてしまう。ホーガン自身も娘の友人との不倫が明るみになり、一家は離散。妻からは訴訟を起こされた。さらに、友人の妻との情事を収めた過去のプライベート映像が流出。その中の差別発言が問題となり、WWEからも解雇された。

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ホーガンは今年で65歳。名声は落ちるところまで落ちたが、映像流出の裁判で勝訴したのが追い風となり、最近はWWE復帰の噂も流れている。ホーガンが映像の世界ではなく、プロレスのリングを闊歩する瞬間は再びやってくるのだろうか。

文=村上謙三久

放送情報

ゴールデンボンバー
放送日時:2018年10月8日(月)19:05~
チャンネル:FOXムービー
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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