「上を目指して頑張りたい」日本のエース・畑岡奈紗岡本綾子宮里藍宮里美香に続けるか?

畑岡奈紗
畑岡奈紗

(C)GettyImages

アメリカ女子ゴルフの「キャンビア・ポートランド・クラシック」が、8月29日(現地時間)にオレゴン州コロンビア・エッジウォーターCCにて開幕。1972年から続く伝統ある同大会では、1986年に岡本綾子、2010年に宮里藍、2012年に宮里美香が優勝するなど、日本人選手と相性の良い大会として知られ、今年もエース・畑岡奈紗や、昨年トップ3フィニッシュを決めた上原彩子の活躍に期待がかかっている。熱戦の模様を放送するWOWOWのインタビューで、開幕を直前に控えた日本勢の選手たちが意気込みを語った。

■畑岡奈紗

――先週のカナディアン・パシフィック女子オープンは4日間60台と良い調子でしたが、今週はどのような感じですか?

「調子は先週のままです」

――先週はショットがまだ7割と話していましたが。

「もうちょっとですね。ドローとフェードの打ち分けがはっきりできるようにしたいなというところです」

――このコースは2年ぶりとなりますが、回ってみてどうですか?

「先週(のカナダのコース)から来たので余計に狭く感じます」

――木も高く、かなり伸びていますが、キーポイントになりそうなところは?

「やっぱりティーショットですね。ティーショットを曲げてしまうと、出すだけみたいになってしまうので。それ以外はグリーンも凄く綺麗で速いので、フェアウェイに運べれば良い位置に付けられるのかなと思います」

――ポアナ芝も入っていますが、午前と午後のコンディションは違いますか?

「プロアマが午後なので、ちょっと見てみたいと思います。なるべく芝目に影響されないように、良い転がりで打てるようにしたいと思います」

――16~18の最後の3ホールが気を使うように見えるのですが、上がりの3ホールはどうですか?

「そうですね、やっぱり17、18番ホールは特にティーショットにもプレッシャーがかかるなというのはあります」

――シーズン終盤に入ってきていますが、今後の目標は?

「この後はあまり大きな試合はないですが、最終戦のCMEグループ・ツアー選手権がまたルールが変わってビッグトーナメントなので、それに向けて合わせていきたいと思います」

――今週暑くなりそうですが、意気込みをお願いします。

「今週も調子は上向きなので、上を目指して頑張りたいです」

横峯さくら

(C)GettyImages

■横峯さくら

――先週は4日間連続アンダーパーでしたが、先週から何か得たものや、手応えは感じましたか?

「"自分に期待する"ということをテーマにやっていて、4日間できたかなという感じです。得たものというのは、自分に期待してプレーするとアンダーパーで回れるなどができると感じたので、そこは良かったかなと思います」

――先週ボギーフリーで回れたことは自信にも繋がっていますか?

「やっぱり4日間アンダーパーで回れると、しっかり自信にはなっているのかなと思います」

――今週も同じテーマでやる感じですか?

「そうですね、引き続き一緒で」

――このコースは横峯選手と相性の良いコースというイメージですが、どうですか?

「終わってみると"相性良いのかな?"という感じなんですけど、1打1打が大事かなと思っていて。今週こそはトップ10に入りたいです」

――コースのコンディションもすごく整っているように見えるのですが、どうですか?

「そうですね、例年以上にグリーンが速い気がします」

――この暑さですと、だんだん(グリーンが)乾いてきたら難しくなってくると思うのですが、今週はどのあたりが重要になってくると思いますか?

「やっぱりティーショットをフェアウェイに置くことが大事かと思うんですけど、最終的にはパッティングかなとは思っています」

――もう終盤戦でアジアシリーズももうすぐですが、今週、そしてこれからの目標をお願いします。

「今週しっかり4日間プレーしてトップ10目指して頑張りたいなと思っています。あとはアジアシリーズに出られる試合を増やしたいので、そのためにもこの試合がすごく大事ですし、1打1打頑張りたいです」

上原彩子

(C)GettyImages

■上原彩子

――去年はこの試合3位でしたが、改めて帰ってきてどうですか?

「今年はメンテナンスの方が変わったみたいなんですが、今年もすごく良くて、コースの仕上がりは毎年良いですね。グリーンは硬くて速いセッティングなのかなと思っています」

――去年もグリーンが硬くなっている中、良い感じで手前から攻めていましたけど、今年の攻め方やキーポイントになるところはありますか?

「もちろん今年も良いマネージメントでプレーしていかないといけないセッティングだと思うので、去年の良いイメージもありますし、今年も良い感じでプレーできるように明日から頑張ります」

――去年は滝などを見に行ってリフレッシュできたと話していましたが、今年はどこかへ行きましたか?

「今年はアディダス、ナイキ、コロンバスのショップに行きました。自分のものはひとつも買ってないです。ひとつだけ姉で、ほぼ甥っ子のものを買いました」

――ゴルフの調子はどうですか?

「調子はまずまずという感じです。パッティングはチャンスのところでしっかり入れられるように頑張ります。そこしかスコアを作れないので」

――アジア戦ももうすぐで、終盤戦にも入ってきていますが、今週とこの先の目標は?

「残り3試合でアジアシリーズ(の出場権)も決まるので、そういった意味でもこの試合は大事ですし、去年もそういう感じでいって良いプレーができたので、今年も良いものを全部引き出して、残りの3試合でアジア(シリーズ)の出場権を獲得できるように頑張ります」

山口すず夏

(C)GettyImages

■山口すず夏

――先週は"手応えを感じてきた"とおっしゃっていましたが、調子はいかがですか?

「ショットの調子はそんなに悪くないのですが、練習ラウンドで気が抜けたのかわからないのですが、いきなり曲がってしまう時があったので、素振りで意識するところをきちんと確認してできれば問題ないかと思います」

――先週のコースと比較すると木もありますし、ポジショニングが大事になってくると思いますが、いかがですか?

「グリーンが結構硬くて、早いです。早いグリーンは好きだし、転がりも良いので楽しみです」

――ポアナ芝でボールが跳ねたりということはありますか?

「そんなに感じないです。すごく綺麗なグリーンです」

――キーホールはありますか?

「8番のパー3は短いですが、ピンが右に切ってあって、風とかがあると結構プレッシャーがかかってくるんじゃないかと思います。先週もパー3で打ってしまったので、パー5でしっかり取って、パー3は悪くてもパーで上がるゴルフをしていきたいです」

――シーズン終盤に入っていますが、今後の目標を聞かせてください。

「今ちょっと(ランキングが)危ない状況なのですが、今週しっかりできれば上位にいけると思っています。この後にはインディ・ウィメン・イン・テック選手権やボランティアズ・オブ・アメリカ・クラシックもありますが、ここで良い成績を残して(アジアシリーズへの出場権獲得を)決めてしまいたいな、と思います」

この記事の全ての画像を見る

放送情報

キャンビア・ポートランド・クラシック
放送日時:2019年8月31日(土)8:00~(第2日)ほか
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

詳しくはこちら

キャンペーンバナー