MCにJOY、コメンテーターに前園真聖を迎えて、
鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトは、6月13日に行なわれたブンデスリーガ第31節で、ヘルタベルリンと対戦。鎌田、長谷部ともにフル出場した。前半は24分に先制を許すも、終了間際に相手DFが退場。数的優位に立つと、後半は一気に4得点を奪い、4-1と逆転勝利を果たした。
この日もフランクフルトの攻撃の中心は鎌田だった。常に相手の間にポジションを取り、ボールを受ければ前を向いて仕掛ける。前半終了間際には、相手DFを退場に追いやるスルーパスを見せた。
最も衝撃だったのは、後半17分に記録したアシストだ。鎌田は左サイドの深い位置でボールを受け、ドリブルを開始。細かいタッチで3人を交わすと、中央のアンドレ・シウバにラストパスを送り、ゴールをお膳立てした。圧巻のアシストを見せた鎌田について、スペシャルゲストの渡邉一平は「鎌田のキレはピッチの中でも群を抜いていた。周りが良く見えている」と称賛している。
チームの中心として活躍する鎌田だが、渡邉は好調の要因として、プレースタイルの進化を挙げる。得意としてきた中盤でのプレーに加え、「シントトロイデン時代に求められていた、ゴール前に連続して入っていく動きができるようになり、プレーの幅が広がった」と分析。
リーグ再開後に挙げた2得点も、ゴール前に飛び込むことで生まれた。第28節のフライブルク戦では、ペナルティエリア内で後ろ向きにボールを持つ相手の右手を触り、右に鎌田がいると"錯覚"させる。そして、相手の出方を逆手に取り、左からボールを突いてゴールを決めた。このゴールについて、渡邉は「昔、ラモン・ディアス(当時横浜マリノス所属)にやられたことを思い出しました」と自身の経験を回想している。
続く第29節のボルフスブルク戦では、中央からサイドに展開すると、そのままゴール前に侵入。最後は味方の折り返しを左足で押し込んだ。このようなプレーの連続性が、鎌田の得点力を向上しているのだろう。
現在の好調をキープし続けることができれば、ビッククラブへのステップアップも期待される。現地では契約延長を求める声が上がっているようだが、今後はどのような道を歩むのだろうか。
放送情報
~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line
放送日時:2020年6月23日(火)21:00~
チャンネル:スポーツライブ+
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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