MCにJOY、コメンテーターに前園真聖を迎えて、レギュラー放送中の「~日本人を応援せよ!!~Football Time Line」。8月4日放送の#30では、ヨーロッパで戦う日本人選手を中心に、2019/2020シーズンの振り返りが行われた。
シントトロイデンでの武者修行を経て、フランクフルトへ復帰した鎌田大地。開幕戦から先発出場を果たすと、その後もコンスタントに出場機会を伸ばし、公式戦で10ゴール7アシストを記録した。
充実のシーズンを過ごした鎌田について、スペシャルゲストの福田正博は「シーズンを通して、違いを作るプレーが連続して出せていた」と称賛。中断期間まではリーグ戦でのゴールがなかったが、「技術の高さは、どの試合でもピッチで表現していた」と、得点以外のプレーも評価した。
また、ブレーメンに所属する大迫勇也の"半端ない"ゴール集を放送。チームは降格争いが続いたが、大迫はリーグ戦で自身最多となる8ゴールを記録し、残留に大きく貢献した。
しかし、福田は大迫の成績に満足していない様子だった。ブレーメンは、昨シーズンのチームのトップスコアラーだったマックス・クルーゼが退団。大迫にはストライカーとしての役割が求められていただけに、「2桁は取ってほしい。それだけの力は持っているから」と、叱咤激励のコメントを寄せている。
今シーズン、ドイツでプレーした日本人選手は、鎌田、大迫、長谷部誠、原口元気、遠藤航、宮市亮の6人。1部に限ると鎌田、大迫、長谷部の3人で、2009/2010シーズン以来、最少だった。しかし、全体の出場率を見ると、79.7%と高い数値を誇っており、日本人選手の存在感は増しているようだ。
フットボールキュレーターのミムラユウスケは「適材適所で選手が咲き始めている。ベルギーなどで結果を出して、実力をつけてブンデスリーガに挑戦するという良い流れができている」と分析した。
2年間に渡って、ヨーロッパで戦う日本人選手の情報を届けてきた「~日本人を応援せよ!!~Football Time Line」は、今回が最終回となった。
コメンテーターの前園真聖は「海外で活躍している日本人はたくさんいる。これからも頑張ってくれると思うので、皆さんに注目してほしい。Jリーグも含め、日本人全員でサッカーを盛り上げていきたい」と語り、番組を締めくくった。
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