歴代1位の対局数と敗戦数。加藤一二三九段が将棋界に刻んだ金字塔

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対局数、敗戦数が歴代1位の加藤一二三
対局数、敗戦数が歴代1位の加藤一二三

現役棋士では4月で64歳になる谷川浩司十七世名人が2374局指し、963敗となっている。また、羽生善治九段は2343局まで対局数を伸ばしている(いずれも2月1日現在)。対局数はいずれ更新される可能性が高いが、敗戦数に関しては簡単ではないだろう。

藤井聡太竜王・名人が破るまで、多くの最年少記録も持っていた。史上初の中学生棋士で、14歳7ヶ月での四段昇段は歴代でも2位の記録だ。制度が現代とは異なるので単純な比較は難しいが、藤井が破るまで62年もの間守られていた。棋戦優勝や昇段記録などは破られていたが、順位戦のシステムや競争率の違いもあり、A級到達の記録は今も破られていない。なお、加藤と藤井は62歳と6ヶ月の年齢差があり、藤井のデビュー戦は将棋界における最も年齢差のあった対局となった。史上最年少棋士と、史上最年長棋士の対局で、この記録が今後破られる可能性は低いだろう。

加藤の持つ珍記録としては、史上最年少でのA級降級がある。これも最多敗戦同様、実力や実績があるからこそなしえる記録だ。

このように数々の記録を持っていた加藤。次回はエピソードを中心に振り返っていきたい。

文=渡部壮大

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