丸山ゴンザレスが語る脱獄モノが面白い理由「脱獄ってエンターテイメントの要素が全部入っている」

丸山ゴンザレス
丸山ゴンザレス

「モーガン・フリーマンの華麗なる脱獄」が4月3日(日)ヒストリーチャンネルにて先行放送される(本放送4月10日より)。同番組は、モーガン・フリーマンが司会と製作総指揮を務めるドキュメンタリードラマシリーズで、囚人たちが実際に脱獄を実行した場面を再現ドラマで体感できる。アメリカ・アルカトラズ刑務所、ダンネモラのクリントン刑務所、ピッツバーグ州立刑務所などで起きた、数々の有名な脱獄事件を再現し、囚人本人、家族、同室の仲間、脱獄を阻止しようとした看守や刑務官のインタビューを交えながら紹介していく。

今回、裏社会に精通し、自らも刑務所を取材したことのあるジャーナリスト・丸山ゴンザレスに番組の感想や見どころ、"脱獄"のエンターテインメント性などについて語ってもらった。

――番組を観た感想は?

「面白かったです、圧倒的に!ドキュメンタリーだけど、エンターテイメントとしてきちんと成立している作品だなと思いました。"脱獄"ってエンターテイメントの要素が全部入っているので、そういう意味ではすごく引き付けられますね。加えて、40代の映画ファンとしては"脱獄モノ"といえばどうしても映画『ショーシャンクの空に』(1994年)という作品が大きな存在としてあるので、(出演者の)モーガン・フリーマンがナビゲーターをしているっていうことが本当に面白くてツボでした」

――エンターテイメントの要素が全部入っている、と言うのは?

「まず、脱獄をする人のキャラクターが立っている。基本、キャラクターの立ってる人しかやらないですから(笑)。そして、分かりやすく明確にある『塀を越える』というゴールに向かって、計画性があって、困難があって、信用できるかできないかわからない仲間たちと共にそれを乗り越えて...っていう、エンタメ要素が本当に全部そろってるんですよ。それプラス、2000年代初頭くらいまでの"前時代的なもの"であることも大きいですね。ハイテク要素といった今っぽさが入り過ぎちゃうと、フィクションとしてはそれはそれで面白いんですけど、わくわくドキドキ感が減るというかロマンが減るんですよね。やっぱり、"アナログな手法で頑張る"みたいな、ちょっと古いスタイルの方がロマンがあるなって感じがしますよね」

――「犯罪者が塀を越えて自由になる」というのはとても恐ろしいことなのに、観ていると脱獄者を応援するような気持ちで観てしまうのはなぜなのでしょうか?

「先程の『ちょっと古い方がいい』という話にもつながるんですけど、カルチャーとして見られるからだと思います。アンダーグラウンドシーンにおけるカルチャーというのがいくつかあって、ギャングやマフィア、殺人者、脱獄者など全て犯罪者なんですけど、時代や国がずれることによって現実と切り離されてカルチャーとして見られるから、脱獄者に感情移入することができるんだと思います。日本のヤクザカルチャーも、最新のものってちょっと嫌だったりするじゃないですか。でも、ちょっと古いものだったりすると受容できるというのは、まさにカルチャーとして受け入れることができているからだと思います。やっぱり被害者がいるものなので、直近のものに関しては生々しくて見てられないというのもあったりしますし」

この記事の画像

放送情報

モーガン・フリーマンの華麗なる脱獄
先行放送:2022年4月3日(日) 19:00
本放送:2022年4月10日(日) 20:00 スタート 毎週(日) 20:00、25:30
チャンネル:ヒストリーチャンネル 日本・世界の歴史&エンタメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

キャンペーンバナー

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連記事

関連記事