2025年は「昭和100年」となる年。スカパー!では、昭和100年を先取りし、12月末まで「スカパー! 昭和テレビ」大特集を開催中だ。
昭和のテレビを彩った、映画・音楽・ドラマ・バラエティ・時代劇・特撮などの秘蔵映像、人気歌手・アイドルの出演番組など、「あの頃のテレビ」が令和に帰ってきた! 昭和世代や昭和好きはもちろん、若い世代もレトロカルチャーに触れる機会として、ぜひおすすめしたい特集である。
そんな同特集の開催を記念し、11月15日(金)~17日(日)には、都内にある昭和スポットをめぐりながら、車内でクリームソーダやプリンなど、昭和喫茶メニューを楽しめる「スカパー! 昭和純喫茶バス」が運行された。
初日には、昭和のカルチャーを発信しているZ世代の"ネオ昭和"アーティストでインフルエンサーの阪田マリンが同乗。参加者や記者に向けて昭和愛を熱弁していた。
今回は、阪田にインタビューを実施。昭和にハマったきっかけから、"好きを仕事にすること"までたっぷりと語ってもらった。
――昭和を感じるバスツアーでしたが、いかがでしたか?
「すごく楽しかったです。私は大阪出身なのですが、あまり東京を巡る機会がなかったので、自分も勉強しながら、 皆さまと一緒に昭和にタイムスリップしたような気分で楽しめました」
――阪田さんが昭和好きになったきっかけを教えてください
「中学2年生の時、お父さんの実家に行ったら、レコードが置いてあったんです。おばあちゃんから勧められて初めて触れたのですが、そこでチェッカーズの『Song for U.S.A.』(1986年)を聴きました。当時、10代ということもあって、歌詞のなかに出てくる『ティーンネイジのまま約束だよ大人になってくれ』というフレーズが響いて...。『私はいくつになってもティーンエイジの気持ちを忘れずに大人になっていこう』と決めました」
――それ以降、昭和にどっぷりとハマっていくわけですね。特にどんなカルチャーに影響を受けましたか?
「角川映画は大きいですね。角川映画を見ているうちに、『昭和の世界』に染まっていきました。特に浅野温子さんが主演を務めていた映画『スローなブギにしてくれ』(1981年公開)が大好きです。キラキラした昭和というよりも、負のオーラをまとった憂いのある内容で、昭和の魅力がいっぱい詰まっています。私のなかで、あの映画を超える作品はないです」
――そうして生活も昭和色に染まっていったと
「そうですね。当時から『私は昭和を生きている』と思いたかったんですよね。音楽を聴くのもレコードですし、電話も黒電話に変えました。度がすぎて親に怒られたり、昭和の映画を見た後に『なんで私はこの時代を生きられなかったんだろう』と思って泣いたりしたこともありました」
放送情報
「スカパー! 昭和テレビ」
開催期間:11月1日(金)〜12月31日(火)まで
映画「チェッカーズ SONG FOR U.S.A.」
放送局:ホームドラマチャンネル
放送日:12月1日(日)午後8:45〜
出演:藤井郁弥、武内享、高杢禎彦、大土井裕二、鶴久政治、徳永善也、藤井尚之、浅野温子ほか
詳しくはこちら