――では阿部さんは豹子、橋本さんはハニーについての印象と、お互いの印象も教えてください
阿部「ハニーからしたら、(豹子は)もともと大好きなお姉さんなんです。橋本さんはすごくフランクで、裏表なく現場で過ごされていて、豹子お姉様と同じく頼れるお姉さん的存在だなと思っていました。橋本さんのおかげで、撮影が楽しかったですし、安心して現場にいられましたね」
橋本「うれしいです。ハニーのキャラ自体はかわいくて、かっこよくて、いわゆるヒーローのイメージなんですが、阿部さんの印象としては、めちゃめちゃストイックだなと思っています。現場が長くなって疲れているとき、食事の時間になると、私はすごい勢いでお弁当を食べるタイプなんです(笑)。でも、阿部さんはそんなときもお豆腐を食べていて...ええ!みたいな。でも、そのおかげでこのボディが保たれているんだなと思いました」
阿部「私も食べることが大好きなんですけど、ハニーを作るために気を使っていたので、(豆腐を買うため)現場の近くにスーパーがないか、地図アプリで探していました(笑)」
橋本「もちろん理解はできるんですが、疲れたときは、とにかくなにか食べないと、頭が回らないんじゃないかと思うんです。それなのに、"このお腹が空くタイミングで豆腐を食べてるの?!すごい!"みたいな。現場では、思わず『ラーメンとか食べないんですか?!』って聞いちゃいましたもん」
阿部「ラーメンは10年くらい食べていないので、解禁するタイミングがなくなっちゃいそうです...」
――10年ですか?!
橋本「ラーメンの美味しさを忘れたんだよね?」
阿部「はい。ラーメンの味、もう覚えてないかもしれない...」
橋本「思い出さないほうがいいかも。思い出したら美味しくて食べちゃう!」
――(笑)。「愛と正義」がテーマの本作を通じて得たもの、感じたことがありましたら教えてください
阿部「内に秘めた強さは憧れの対象で、私もハニーみたいな女性になりたいなと思いました。いまはSNSもあって、自分たちも知らないうちに周りの風潮に流されることがあると思うんです。でも、ハニーはどんなことがあっても正義を貫くからかっこいい。彼女にはかわいらしさも備わっている分、正義を押し付けられている印象も受けないんです」
橋本「時代が変われば考え方も変わりますが、結局、昔から『愛と正義』の尊さは変わらないじゃないですか。『キューティーハニー』は、いつの間にか意識しなくなった『愛と正義の尊さは変わらない』ということを思い出させてくれる作品でした。
女性が主役というのも素敵だなと思います。最近は増えてきたものの、まだまだ男性が主役のヒーロー作品が多い。そんな中、『キューティーハニー』のようなドラマが出てくるのは、いまの日本に近いのかなって思います。この作品を通して『女性も強いし、輝けるんだ』というのは、皆さんに伝えられるんじゃないかなと思いますね」
文・撮影=浜瀬将樹
配信情報
「キューティーハニー BELOVED ENEMY」
2025年11月25日(火)よりDMMショートで全15話独占配信スタート!
(C)Go Nagai/Dynamic Planning-DMM
原作:永井豪
出演者:阿部なつき、橋本梨菜、北村優衣、片山陽加、清水元太ほか
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